- 「a」と「the」の違いは?
- 具体的な使い方&フレーズが知りたい!
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英語を学ぶ多くの人が直面する壁が、冠詞「a」と「the」の使い分けです。「a」と「the」には文の意味を大きく変える力があります。正しい使い方を学べば自然な英語を話せるようになるでしょう。
この記事では、「a」と「the」の基本的な使い方や違い、使い分け方法を解説します。記事を読めば、「a」と「the」を自信を持って使えるようになります。

冠詞「a」と「the」の基礎知識

冠詞「a」と「the」は、英語を話す上で欠かせない基礎知識です。日常会話や文章を書く際に「a」と「the」を適切に使い分けることは、意味を正確に伝える上で非常に重要です。冠詞は名詞の前に置いて、名詞が一般的なものか、特定のものかを明確にします。
不定冠詞「a」は、初めて言及されるものや、一般的なものに使われます。定冠詞「the」は、既に言及されたものや、特定のものに使われるのが一般的です。英語が母国語でない英語学習者にとって、「a」と「the」の使い方は特に難しいとされています。
冠詞は可算名詞だけでなく、特定の状況下では不可算名詞にも使います。適切な冠詞を選べるようになれば、コミュニケーションがより円滑になるでしょう。
冠詞の役割
冠詞は非常に重要な役割を持っています。名詞の前に置いて、名詞が一般的なものか、特定のものを指すかを示すためです。話す内容が聞き手にどの程度共有されているのかが明確になります。コミュニケーションを円滑に進める役割を果たしているといえるでしょう。
冠詞は名詞が数えられるものか否か、特定のものか否かを区別する際にも役立ちます。冠詞には不定冠詞の「a」や「an」と定冠詞の「the」があります。それぞれの使い方を理解して適切に使い分けることが重要です。
冠詞が存在しない日本語との違い
日本語には冠詞が存在しないため、冠詞「a」と「the」の使い分けは日本人にとって難しいといわれます。物の特定性は日本語では文脈や助詞で判断されます。
名詞の前に冠詞を置く必要はありません。しかし、英語では冠詞が名詞の特定性を示す重要な役割を果たしています。「a」は不特定のもの、「the」は特定のものを指します。
英語の学習では冠詞の使い方を理解し、適切に使用することが不可欠です。冠詞のない日本語と違い、英語を日本語に訳したり日本語を英語に訳したりする際は文脈を正確に捉えることが極めて重要です。
英語の冠詞の正しい使い方を習得することは、自然な英語表現を身に付ける上で必要不可欠といえます。
冠詞「a」と「the」の違い

冠詞「a」と「the」は、英語において重要な役割を果たします。それぞれの使い分けは以下の通りです。
- 不定冠詞「a」は一般的な、特定されていないものに使われる。
- 「a」は初めて言及する数えられる名詞の単数形に用いる。読者や聞き手に具体的なものが想定されていない場合に適している。
- 定冠詞「the」は特定の、既知のものに使われる。
- 「the」は話しているものが何を指すか話し手と聞き手の双方で明確な場合に使われる。
冠詞を適切に使うには、文脈や前提情報の特定性を常に考慮することが重要です。不定冠詞「a」の使用方法を、詳しく解説します。
不定冠詞「a」の使用シーン
不定冠詞「a」は、非常に重要な役割を持ちます。「a」の使用シーンは以下の通りです。
- 初めて話題に出る名詞を指すとき
- 任意の一つの物や人を指すとき
- 一般的な事柄や概念を紹介するとき
- 職業や役職を表す名詞の前
- 「一つの」という意味を表すとき
- 数えられる単数形の名詞の前
- 聞き手が特定の物や人を認識していないとき
- “There is a…”や”It is a…”などの表現
不定冠詞「a」は情報を正確に伝える上で不可欠です。
定冠詞「the」の使用シーン

定冠詞「the」は英語を話したり書いたりする際に非常に重要な役割を果たします。「the」の使用シーンは以下の通りです。
- 既に言及した特定のものを指すとき
- 唯一無二のもの、既知のものに対して使う(例:the sun, the internet)
- 聞き手が何を指し示すか理解していると考えられるとき
- 特定の地名や場所を指すとき(例:the Nile, the Himalayas)
- 話題になっている事物や状況を指すとき
- 特定のグループや一連の物事を指すとき(例:the Beatles, the United States)
- 固有名詞の前で、独特であることを示すとき(例:the Great Wall of China)
- 順序や順番を示すとき(例:the first, the second, the last)
- 形容詞を名詞化して特定のグループを指すとき(例:the rich, the poor)
- 特定の公共の場所、機関、施設について言及するとき(例:the library, the hospital)
「the」を適切に使うことは、意思を正確に伝える上で重要といえます。
» 形容詞の使い方完全ガイド
「a」と「the」を使う場面の見分け方
英語を正しく理解し、自然な表現をするには冠詞「a」と「the」の使い分けが非常に重要です。「a」と「the」を正確に用いればコミュニケーションが円滑になります。ニュアンスも明確に伝わるでしょう。
冠詞「a」は、初めて言及するか、特定されていない単数の名詞に使われます。話題に出ていない物事や、聞き手が知らない事柄に使用されることが多いです。
「the」は既に話題に上がっていたり、共通知識として認識されている特定の名詞を指したりするときに用います。特定のグループやクラスの特定のものを指し示す場合にも使われます。
文脈や前後関係をよく考え、適切な冠詞を選びましょう。
不定冠詞「a」の使い方

不定冠詞「a」の使い方は、英語学習において非常に重要です。
「a」と「an」の使い分けのポイント
英語を学ぶ上で不定冠詞「a」と「an」の正しい使い分けが非常に重要です。基本的なルールを理解し、正しく使い分けましょう。
次に来る単語の最初の音に注目し、子音と母音どちらで始まるかを識別することが重要です。「a」は子音で始まる単語の前に、「an」は母音で始まる単語の前に使われます。
単語のつづりではなく、発音によって冠詞を選ぶ必要がある点には注意が必要です。「hour」の「h」は無音で、母音のように聞こえるため「an hour」と表記します。
数えられる名詞に使う

数えられる名詞には不定冠詞「a」を使うのが一般的です。一般的な事柄や任意の一つの物を示す場合、聞き手が初めて触れる場合に「a」を使います。
「a cat」が一例です。「一匹の猫」として、話し手が初めて言及するか、特定の猫ではないことを指します。単数形で数えられる名詞に対して、具体的な物が特定されていない場合にも使われます。
不定冠詞「a」は、話し手と聞き手双方にとって、名詞が新たな情報である際に使用可能です。
» 名詞を徹底解説
例外と特別なケース
不定冠詞「a」は初めて言及する一般的な名詞や職業を表す際に使われるのが一般的ですが例外には注意しましょう。
通常、「an」は母音で始まる単語の前で使いますが、「h」や「u」で始まる単語が母音に聞こえる場合も「an」を使います。「hour」や「honor」では「h」が無音なので、「an hour」と「an honor」と書きます。
「a little」と「a few」は数量が少ないことを示す際に形容詞または副詞です。「a little」は不可算名詞に、「a few」は少量の可算名詞に使われます。
職業を表す際には通常冠詞が使われますが、形容詞が前にある場合は省略されることもあるため注意しましょう。「She is teacher.」や「He is engineer.」が一例です。
固有名詞の前では冠詞を使わないのが一般的ですが、特定の人を指すために「a Mr. Smith」と使うこともあります。不定冠詞「a」の使い方においては例外を理解することが重要です。
»英語の副詞を徹底解説
定冠詞「the」の使い方

定冠詞「the」の使い方にはルールがあります。
世界に一つだけのものに使う
定冠詞「the」は、世界で唯一無二のものや特定のものを指す際に使われます。話している対象が聞き手にとって明確である場合や、既に言及されている場合です。
- 地球、太陽、月など宇宙に唯一の存在(例:the Earth, the Sun, the Moon)
- 独特な地理的な特徴を持つ場所や地域(例:the Nile, the Himalayas)
- 独特の物体や芸術作品(例:the Mona Lisa, the Eiffel Tower)
既知の事項や相手が知っている内容を指す際にも「the」が使われます。
- 書籍や映画のタイトル(例:the New York Times, the Titanic)
- 楽器の名前(例:the violin, the piano)
- 独特なグループや組織、スポーツチーム(例:the United Nations, the Miami Heat)
- 家族名を複数形で使って家族全員を指す場合(例:the Smiths)
適切に「the」を使えば、言葉の正確な意味を伝えられるでしょう。
複数形や不可算名詞に使う

英語において冠詞「the」は非常に重要な役割があります。複数形の名詞や不可算名詞を使う際の正確な用法を押さえましょう。自然な英文が書けるようになります。
特定の集団や物を指す場合に用いられるのが「the」です。「the students」は、話題に上がっている特定の生徒たちを指し示します。
ただし、一般的な意味で複数形の名詞や不可算名詞を使うときは、「the」を付けません。「Children love toys」は、一般的に子どもたちがおもちゃを好むことを示します。「Water is essential for life」は、水が生命に欠かせないという事実を述べている文です。
「the」の使い方一つで、英語の表現が豊かになり、意味が明確になります。
» 英語の複数形のルールを解説
「the」が不要なケース
定冠詞「the」は英語において非常に重要な役割を持っています。しかし必ずしも全ての場面で必要なわけではありません。特定の文脈や名詞の前では、「the」を省略しましょう。英語を母国語とする人々も、以下のシーンでは「the」を使わないのが一般的です。
- 一般的な名詞を話題にしている且つ特定のものを指していない場合
- 名詞が初めて登場するときで、聞き手にとって未知のものである場合
- 病院、学校、刑務所などの公共の場所で、その機能を指す場合
- 一般的な概念や抽象名詞を単独で使う場合
- 固有名詞や国名、州名、街名など特定の地名の前
- 言語名やスポーツの名前の前
- 食事の名称の前(breakfast, lunch, dinnerなど)
- 季節や月、曜日の名前の前
- 職業や国籍、宗教に関する名詞の前
- 最高位を示す形容詞(fastest, bestなど)の前
「a」と「the」の違いを踏まえた実践的な使い方

冠詞「a」と「the」は、コミュニケーションを円滑にする大切な要素です。「a」と「the」を正しく使いこなせば、より正確かつ自然な英語表現が可能になります。
書き言葉においても、一般的な概念や初めて言及する具体的な対象を示す際には「a」を用います。読み手が既知または文脈上明らかな対象に用いるのが「the」です。「a」と「the」を適切に使い分ければ、読み手が理解しやすい文を作成できます。
冠詞の使用においては話題の物や人が特定のものか否かを判断するために、文脈を正しく読み取ることが重要です。間違った冠詞を使ってしまった場合は、文脈を見直して適切な冠詞に修正しましょう。
英語学習において、冠詞の正しい使い方を身につけることは非常に重要です。
会話での使い分け
実際の会話では、話している内容や文脈で冠詞「a」と「the」使い分けます。
未知、または初めて話題に上がる単数の名詞を言及するときは「a」を使うのが基本です。初対面の人に「私は昨晩映画を見ました」と伝えたい場合は「I saw a movie last night.」と言います。「a movie」を使うのは相手にとって新しい情報であるためです。
既に言及されている、または聞き手が既知の特定のものを指す際には「the」を用います。「the」は、特定の集団や種類全体、地理的な名称が一般的に知られている場所などにも使われます。
一例が「I saw a movie last night. The movie was very exciting.」です。既に「a movie」という話題が出ているので、「the movie」を使って映画の詳細を話します。話題が抽象的な名詞や汎用的な名詞の場合、冠詞を省略することもあります。日本語にはない英語独特の表現です。
初対面の人に言及するときは「a friend of mine」のように「a」を使います。既知の共通の知人について話すときは「the friend you met yesterday」のように「the」を使います。
「a」は新しい話題や未知のものに言及する時、「the」は共有済みの話題や特定のものに言及する時に使うと覚えましょう。
英文を書くときの使い分け

英文を書く際、「a」と「the」の使い分けは非常に重要です。初めて話題にする一般的な名詞には「a」を使います。既に聞き手が知っている事物や共通知識として認識されている特定の事物には「the」を使いましょう。
一般的な真理や概念には冠詞は使いません。地名や国名にもルールが存在します。ニュアンスを変えたり、文章の流れをスムーズにしたりする上でも、適切な冠詞の使用が不可欠です。
英文を書いた後は、冠詞が正しく使えているか見直しましょう。正確に冠詞が使えるようになれば、より自然な英語表現が可能になります。
使い方の間違いと修正方法
英語を正しく使うには、冠詞の使い方を理解することが非常に重要です。不適切な冠詞の使い方をしてしまうと意味は正確に伝わりません。正確な使い方を押さえましょう。
定冠詞「the」を初めて言及する物に使用するのは誤りです。初めて言及する場合は「a」を使い、以降は「the」を使いましょう。
一般概念を説明する際は「the」を使いません。冠詞を使わないか「a」を選ぶべきです。固有名詞の前に「the」を置くのは一般的に誤りとされます。ほとんどの場合、固有名詞の前に「the」を付ける必要はありません。
不可算名詞や複数形名詞の前に「a」を使うのも間違いです。「a」は数えられる単数形名詞にのみ使います。母音で始まる単語の前では「an」を使い、子音で始まる単語の前では「a」を使います。文脈によっては定冠詞「the」を繰り返さなくても意味が通じる場合もあるため、注意しましょう。
特定性と一般性を考慮し、状況に応じた冠詞の使い分けを心がけることが非常に大切です。正しい冠詞を選ぶことは日常のコミュニケーションや文章作成において印象を大きく左右します。慎重な選択をしましょう。
まとめ

英語学習において冠詞「a」と「the」の正しい使い方を理解することは重要です。冠詞は英語の文脈を形作り、意図を正確に伝達するために必要な要素です。日本語にはない概念なので注意しましょう。
「a」と「an」は初めて言及するか特定されていない単数名詞の前で使います。発音に基づいて使い分けましょう。「the」は特定されているものや既に言及されたものの前で使用し、一般的な概念を話す際には省略されることもあります。
実際の会話や英文作成においても冠詞を適切に使えば、英語のコミュニケーション能力は向上します。
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