- be動詞ってどうやって使うの?
- 形が変わるからややこしい
- 正しい使い方を知って、英語でコミュニケーションを取りたい
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英語を学ぶ上で避けては通れないのが「be動詞」の理解でしょう。多くの英語初学者がbe動詞の使い方に戸惑っているのが現状です。この記事では、be動詞の基本から応用までを解説し、英語初心者でもbe動詞を使いこなせるようになる方法を紹介します。
この記事を読めば、be動詞の使い方をマスターし、英語の基礎力が大きく向上します。be動詞に関する不安を解消し、英語での表現が楽しくなる第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
be動詞とは?基本を理解しよう
be動詞は英語学習の基本中の基本であり、存在や状態を示す非常に重要な動詞です。be動詞を理解し、正しい使い方をすれば英語能力は格段に上がるので、初心者から上級者までマスターする必要があります。
be動詞の役割
be動詞は英語の文で主要な動詞の1つであり、文の主語と補語を結びつける役割があります。以下のポイントを押さえましょう。
- 存在を示す基本的な動詞として機能する(例:I am a student.)
- 主語の状態や特徴を説明する(例:She is tall.)
- 継続的な動作や状態を表すときにも使用される(例:They are sleeping.)
- 時制によって形が変わり、現在形(am/is/are)や過去形(was/were)、未来形(will be)がある
- 受動態の文を作る際にも必要である(例:The book was written by him.)
- 疑問文や否定文を作る際にも重要な役割を果たす(例:Are you ready?/I am not ready.)
- 進行形の文を作る際にも使用される(例:He is running.)
- 特定の時制や条件を示すために、他の助動詞と共に使われる(例:I will be waiting./If I were you…)
一般動詞とbe動詞の違い
一般動詞とbe動詞について見ていきましょう。一般動詞は「run(走る)」や「eat(食べる)」のように動作や状態を示し、文中で述語として機能します。
be動詞は存在や同一性を示すために用いられ「am」「is」「are」といった特別な形を持ちます。主語の状態や属性などを詳しく説明する際に使用される動詞です。
例文:「I am happy.(私は幸せです。)」/「She is a teacher.(彼女は先生です。)」
be動詞は変化が独自で、時制や人称によって形が変化する一般動詞と異なった使い方をします。
be動詞の活用
be動詞の活用形には、現在、過去、未来などの時制が存在します。仮定法などの特別な用法もあるほか、日常会話では短縮形も頻繁に使用されます。
現在形のbe動詞:am、is、are
現在形のbe動詞には「am」「is」「are」という3つの形があり、主語の人称と数によって使い分けます。
- am
- 主語が「I」のときに使われる。
例:I am a student.(私は生徒です。) - is
- 単数の三人称の主語(he, she, it, または名詞単数形)に使われる。
例:He is my friend.(彼は私の友達です。) - are
- 二人称の主語「you」または複数形の主語(we, they, 名詞複数形)に使われる。
例:They are teachers.(彼らは先生です。)
過去形のbe動詞:was、were
過去に発生した出来事や状態を説明する際には、過去形のbe動詞「was」と「were」が使用されます。
- was
- 一人称単数や三人称単数の主語に使う。
例:He was a student.(彼は学生でした。) - were
- 二人称単数や複数形の主語に対して使われる。
例:We were happy.(私たちは幸せでした。)
「You」に関しては、話している対象が単数でも複数でも「You were」と表現できます。以上のルールを理解することで、過去に起きたことを正確に伝えることが可能です。
» 英語の複数形のルールを解説
be動詞の未来形と仮定法
be動詞の未来形は「will」と「be going to」を使い、基本形の「be」を続けることで形成されます。「I will be~(私は〜になるだろう)」や「You are going to be~(あなたは〜になる予定だ)」となります。
仮定法ではすべての人称に「were」を使うので注意してください。現実には起こりにくい、または想像上の状況を伝えるために使う表現です。「If I were a bird, I could fly.(もし私が鳥であれば、飛べるだろう。)」というように使います。
条件文や願望を表す際にも「were」が頻繁に使用されます。日常会話では「If I was」がよく使われますが、より正確な英語を使いたい場合は「If I were」を使いましょう。
be動詞の短縮形
be動詞には短縮形があり、英語を話す際や書く際に活用します。短縮形を使用することで、言葉を短くまとめ、スムーズな会話ができます。以下が主なbe動詞の短縮形です。
- am:I’m (I amの短縮形)
- is:he’s, she’s, it’s (he is, she is, it isの短縮形)
- are:you’re, we’re, they’re (you are, we are, they areの短縮形)
- was:wasn’t (was notの短縮形)
- were:weren’t (were notの短縮形)
- will:’ll(will be の短縮形、例:I’ll be)
- would:’d(would be の短縮形、例:I’d be)
- have:’ve(have been の短縮形、例:I’ve been)
be動詞を用いた文の種類と構築方法
be動詞を使った文の作り方にはいくつかのポイントがあります。文の種類によって主語とbe動詞を組み合わせる方法が異なります。
肯定文
肯定文は、主語の人称と数に合わせて、適切なbe動詞(am/is/are/was/were)を用います。肯定文でのbe動詞の役割は、主語の状態や存在を明確に示し、文の意味をはっきりさせることです。
単数第一人称では「am」、単数第三人称では「is」、その他の人称では「are」を使用します。 過去形になると、単数では「was」を、複数では「were」を使用します。 他にも以下のポイントを押さえてください。
- 主語が代名詞の場合でも、適切な形のbe動詞を使用する必要がある
- 主語とbe動詞の間や後ろに名詞や形容詞、前置詞句を置ける
- be動詞に続く名詞は主語の補語として機能し、主語を説明する
- 形容詞がbe動詞の後にくると、主語の状態や特性を述べる
- 前置詞句は場所や時間を示し、be動詞によって主語と関連付けられる
否定文
否定文は話している内容が事実ではない、または反対であることを伝える際に使われます。be動詞の後に「not」を付け加えることで、文を否定の形に変えられます。以下の例文を見て、どのように使われているのかを参考にしてください。
- 現在形
- I am not a student.(私は学生ではありません。)
- 過去形
- I was not at home.(私は家にいなかった。)
- 短縮形
- She isn’t here.(彼女はここにいない。)
肯定文と同じで、主語と一致して、適切なbe動詞を使う必要があります。日常会話や文章の中でしばしば使われるので、覚えておきましょう。
疑問文
疑問文は、「はい」か「いいえ」で答えられる一般疑問文と、より詳細に尋ねるwh疑問文があることを覚えておきましょう。
一般疑問文は「Are you a student?(あなたは学生ですか?)」のように、be動詞を主語の前に置きます。wh疑問文では、「Where is she?(彼女はどこですか?)」のように疑問詞の後にbe動詞が続きます。
疑問文ではbe動詞の短縮形が使えることも覚えておきましょう。「Aren’t you a teacher?」のように否定形を使うこともできます。
他にも、相手に同意を求めたり、念を押したり、確認する場面でよく使われる付加疑問文という形があります。「He is a doctor, isn’t he?(彼は医者ですよね?)」のように、文末に短い疑問を付け加える方法です。
疑問文にはさまざまな形があるので、be動詞を適切に使い分けて、正しい文章を作りましょう。
be動詞を用いた特殊な文の構造
肯定文や否定文、疑問文以外にも日常会話や文章の中でよく使われる種類の文があります。さまざまな特殊な文構造があるので、覚えるのは大変ですが、英語の表現力を高めるためにも必要です。1つでも多く身につけましょう。
- There is/There are
- 存在や存在量を表す。
例:There is a ball.(ボールがあります。) - It is構文
- 時刻や天候、距離など抽象的な事柄を説明する際に使用する。
例:It is important to study. (勉強することが重要です。) - be動詞+過去分詞
- 受動態を表現する。
例:The letter was written. (手紙が書かれていました。) - be動詞+現在分詞
- 進行形を表現する。
例:They are running. (彼らは走っています。) - be動詞+to不定詞
- 予定や運命を示す。
例:We are to meet at noon. (私たちは正午に会うことになっています。) - be動詞+形容詞
- 主語の特徴や状態を説明する。
例:She is beautiful. (彼女は美しいです。) - be動詞+前置詞句
- 場所や時間、方法などを説明する。
例:He is in the room. (彼は部屋の中にいます。) - be動詞+名詞
- 主語の同一性や職業、役割等を説明する。
例:It is a problem. (それは問題です。) - wh疑問詞+be動詞
- 疑問文(情報を尋ねる)を形成する。
例:What is your name? (あなたの名前は何ですか?) - be動詞+not+副詞
- 強調された否定を表現する。
例:They are not usually here. (彼らが通常ここにいるわけではありません。) - 感嘆文
- 感動を表したいときや何かを強調したいときに使う。
例:How beautiful the sky is! (空がどんなに美しいことか!) - 命令文
- 相手に命令したり行動を求めたりするときに使う。
例:Be quiet! (静かにしてください!)
be動詞の応用
英語の基本要素であるbe動詞は、応用範囲が広いです。進行形や受動態の形成、句動詞や慣用表現での使用において重要な役割を果たします。応用力を身につければ、英語の表現力が向上し、より豊かなコミュニケーションが可能になります。
be動詞の進行形と受動態
be動詞の進行形は、話している時点で続いている行為や状態を表すものです。「She is working.(彼女は働いている。)」のようなbe動詞に現在分詞(動詞のing形)を加える文が進行形です。
受動態は、行為の受け手を主語にする場合に使用します。受動態は、be動詞の後に過去分詞を置く形です。「The book is read by me.(本は私によって読まれる)」のように表現します。
進行形には、現在進行形のみならず、過去進行形や未来進行形などがあります。受動態にも、現在受動態や過去受動態、未来受動態といった時制が存在するので注意してください。
»現在進行形完全ガイド
be動詞を含む句動詞
句動詞(くどうし)とは、英語において「動詞+副詞」または「動詞(+副詞)+前置詞」によって構成されます。特別な意味を持ち、まとまって1つの動詞のように機能する定型のフレーズです。
»英語の副詞を徹底解説
日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われる重要な表現なので、1つでも多く覚えましょう。
- be up to:~次第で
- be about to:まさに何かをしようとしている
- be down with:病気で寝込んでいる
- be in for:何かが起こりそうである
- be out of:~がなくなっている
- be on to something:何かを理解し始めている
- be over:終わっている
- be up against:困難に直面している
- be back on:~が再開される
- be into:興味を持っている
まだまだ多くの句動詞があるので、使いこなしてネイティブスピーカーとのコミュニケーションを楽しみましょう。
be動詞を用いた慣用表現
be動詞の慣用表現も適切に使えば、コミュニケーションをよりスムーズにしてくれます。慣用表現は直訳では意味が通じにくいため、文脈を把握し、適した場面で使うことが肝心です。
- be all ears:耳を傾ける
- be on cloud nine:大変幸せである
- be in hot water:困った状況にある、窮地に立たされている
- be over the moon:とても嬉しい、興奮している
- be a piece of cake:とても簡単である
- be on the same page:意見が一致している、同じ考えである
- be under the weather:体調が悪い、風邪気味である
- be in the cards:起こりそうである、予見される
- be behind bars:刑務所にいる、投獄されている
- be at odds with:~と意見が合わない、~と対立している
まとめ
本記事では以下のように英語学習の基礎である「be動詞」の理解と活用について詳しく解説してきました。
- be動詞は英語の基本的な動詞で、存在や状態を表す
- be動詞の基本形はam, is, areで、過去形はwas, were
- 一般動詞と違い、be動詞は主語の人称や数に応じて形が変わる
- 現在形では主語がIの場合はam、he/she/itの場合はis、その他はareを使用
- 過去形では主語がI/he/she/itの場合はwas、you/we/theyの場合はwereを使用
- 未来形や仮定法でのbe動詞はwill beやwould beなどを使用する
- be動詞は短縮形を用いることが多く、文をより流暢にする。肯定文ではbe動詞を主語に続けて使用し、否定文ではnotを続ける
- 疑問文ではbe動詞を文の最初に置く
- 特殊な文構造ではbe動詞が他の語句と組み合わさることもある
- be動詞は進行形や受動態を形成する際にも不可欠
- be動詞を含む句動詞や慣用表現も豊富にあり、文脈に応じた使い方が求められる。
be動詞は英語で最も基本的でありながら、多様な表現に欠かせない動詞です。文の基礎的な表現から、進行形や受動態の構築、特殊な文の形成まで、英語のコミュニケーションで中心的な役割を果たします。
日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われる句動詞や慣用表現においても、be動詞の理解は必須です。本記事を読んで、be動詞の形や時制、文の構築方法をしっかりと理解しましょう。正しく使いこなせるようになれば、英語の表現力が大幅に向上します。英語でのコミュニケーションを楽しみながら、さらに上のレベルを目指しましょう。
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