- 英語の「アクセント」って必要なの?
- アクセントの基本ルールは?
- 正しいアクセントを身に付けるための学習法が知りたい!
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「英語のアクセントって必要なの?」と悩んでいませんか?
英語の発音を習ったことはあっても、アクセントについて習った覚えがない人も多いです。しかし、英語には同じ単語でもアクセントにより意味が変わる単語があります。英会話をスムーズにすすめるために、英語のアクセントをマスターしてください。
本記事では、英語のアクセントの基本や、正しいアクセントを身に付ける練習方法を紹介します。
この記事を読めば、英語のアクセントを覚えて、英会話スキルが向上します。英語を流暢に話したい初心者にもおすすめの内容です。
英語のアクセントの基礎知識
単語の特定の音節を強調して発音するアクセントは、単語や会話の意図を明確にします。
英語のアクセントの基礎知識は、単語の意味を正確に伝えるために重要です。
» 英語の発音の基礎と一般的な課題、発音のコツを解説!
英語のアクセントとは単語の音節を強く発音する部分
英語のアクセントとは、単語の音節で強く発音する部分です。
英語では、単語ごとに1つ以上アクセントの音節があり、単語の意味を明確に示します。長い単語には強調される音節が1つ存在します。アクセントを表現するポイントはボリュームやピッチ、音の長さ、音声の質です。
アクセントは、自然な英会話で意味を理解しやすくするためには非常に重要です。
» 英語を話せるようになるには?
英語のアクセントの重要性
英語の正しいアクセントは、ネイティブとのコミュニケーションを円滑にします。
自分の言葉を正確に理解してもらうためにも、適切なアクセントが必要です。英語には「present」のような「同形異義語」が存在します。同じ単語でもアクセントの位置によって意味が変わる単語です。以下は「同形異義語」の一例です。
単語 | アクセント の位置(※) | 意味 |
present | present present | 贈り物 提供する |
suspect | suspect suspect | 容疑者 疑問に思う |
desert | desert desert | 砂漠 見捨てる |
※太文字部分がアクセントの位置
アクセントの位置が異なると、言葉の意味も異なります。自分の意図を、誤解なく伝えるためにも正しいアクセントを身に付けてください。
アクセントとイントネーションの違い
アクセントとイントネーションは、英語の発音において重要な要素です。
アクセントは、一部の音節に重点を置いて単語の発音を明確にします。イントネーションは声の高さを変えて、話し手の感情や意図を伝え、文章全体の流れやリズムを形成します。アクセントとイントネーションの違いを以下にまとめました。
アクセント | イントネーション |
特定の音節を強調する | 文章やフレーズ全体のリズムをつくる |
発音を明瞭にする | 声の高低やメロディーをつくる |
単語認識のカギとなる | 疑問文や命令文を区別する |
正しいアクセントとイントネーションは、単語やフレーズを理解し意図を明確に伝えるために必須です。
アクセントは単語を認識する際の手がかりとなり、イントネーションは文の種類を聞き分けるために役立ちます。英語の聞き取りや、会話の質を高めるためには両者の使い分けが重要です。
» 英語の日常会話フレーズ集
英語アクセントのルール
英語のアクセントは、リスニング能力を高め、自然な発音の助けになります。
アクセントのルールを理解して、学習に取り組むと効果的です。アクセントのルールについて、以下の5つの項目を解説します。
- 音節数とアクセントの関係
- 接頭辞とアクセントの位置
- 接尾辞とアクセントの位置
- 名詞と動詞で異なるアクセントのパターン
- 複合語におけるアクセントの原則
音節数とアクセントの関係
音節とは、単語を発音する際の単位です。母音を中心とする音のまとまりを言います。
» 義務教育段階における英語音声指導の現状と課題(外部サイト)
基本的には、最初の音節にアクセントを置く単語が多いです。ただし、アクセントの位置により意味と品詞が変わるため、繰り返し練習して正しい発音を覚えてください。「record」は、以下のとおりアクセントの位置で意味が変わる単語です。
アクセント の位置 | 意味 |
record (前) | レコード 名詞 |
record (後ろ) | 記録する 動詞 |
アクセントが前にある場合は「名詞」アクセントが後ろの場合は「動詞」を意味します。多音節の単語では、アクセントが主音節と副音節に分かれ、複数のアクセントが存在します。音源やアクセント記号を確認し、正しい発音で繰り返し練習しましょう。
» 英語の発音記号をマスターして自然な発音を身に付けよう!
接頭辞とアクセントの位置
接頭辞(せっとうじ)とは「be」や「over」など、他の語の前について、一語を形成する要素です。接頭辞ではなく、元の単語がもつ音節にアクセントが置かれます。以下は、接頭辞とアクセントの一例です。
アクセントの位置(※) | 接頭辞 |
overtake | over |
important | im |
befriend | be |
underestimate | under |
※太文字部分がアクセントの位置
接頭辞に、アクセントが置かれる単語は少ないです。ただし「perfect」のように接頭辞にアクセントがくる場合もあります。教材や辞書でアクセント記号を確認し、正確な英語のアクセントを理解してください。
接尾辞とアクセントの位置
接尾辞(せつびじ)とは、英単語の最後の部分です。
接尾辞によって、アクセントの位置が変わる単語があります。「tion」「sion」「ic」「ian」といった接尾辞がある場合、アクセントは接尾辞の直前の音節に置かれます。以下は、接尾辞の直前の音節にアクセントが置かれる単語の一例です。
アクセント の位置(※) | 接尾辞 |
station | tion |
erosion | sion |
automatic | ic |
※太文字部分がアクセントの位置
語幹がもともとアクセントをもっているときは、接尾辞を追加してもアクセントの位置は変わりません。「real」と「realize」のようなケースです。アクセントが変わらない「ty」「phy」「gy」などの接尾辞がついた単語の例は、以下のとおりです。
アクセント の位置(※) | 接尾辞 |
university | ty |
philosophy | phy |
energy | gy |
※太文字部分がアクセントの位置
接尾辞が追加されると、もともとのアクセントが変わる単語もあります。「photograph」は「photography」へ変化すると、アクセントの位置が変わります。接尾辞だけでなく語幹のアクセントパターンも正確な発音につながるため重要です。
アクセントの位置を適切に理解して発音すると、自然な話し方が身に付きます。
名詞と動詞で異なるアクセントのパターン
同じ単語でも、名詞か動詞かによってアクセントが異なります。正しく聞き分けるために、違いを理解しましょう。
名詞は最初の音節にアクセントが置かれ、動詞は後ろの音節にアクセントが置かれる場合が多いです。規則を理解すれば単語を正しく発音し、意味を正確に捉えられます。
名詞と動詞のアクセントの例は以下のとおりです。
名詞のアクセント(※) | 動詞のアクセント(※) |
record | record |
import | import |
produce | produce |
attribute | attribute |
※太文字部分がアクセントの位置
「record」は、名詞では最初の音節にアクセントを置き、動詞では後ろの音節にアクセントを置きます。このアクセントの違いが単語の意味の手がかりになります。正しいアクセントをマスターすれば、英語でのコミュニケーションもスムーズです。
ネイティブスピーカーのように自然な英語表現を覚えるために、アクセントを理解してください。
複合語におけるアクセントの原則
複合語とは、2つ以上の単語が組み合わさって1つの新しい意味を形成する言葉で、英語では頻繁に使われます。
book+storeでbookstoreのように、名詞をつなげた複合語は、最初にアクセントが置かれます。ただし、動詞+名詞の複合語の場合、名詞にアクセントが置かれる場合が多いです。
動詞+名詞の複合語で、名詞にアクセントが置かれる例は以下のとおりです。
- green+house=greenhouse(※)
名詞+動詞=名詞にアクセント - black+board=blackboard
- class+room=classroom
- play+ground=playground
※太文字部分がアクセントの位置
自然なアクセントで、会話が円滑に進みます。コミュニケーションがスムーズになるため、話者も会話を楽しめます。正しいアクセントをマスターして、スムーズな英語のコミュニケーションを実現してください。
アクセントが正確になると得られるメリット
正しいアクセントで話すと、自分の思いや意図を正確に伝えられます。
正確なアクセントを身に付ければ誤解が避けられ、快適なコミュニケーションを実現可能です。正確なアクセントによって得られる、以下のメリットを解説します。
- コミュニケーションがスムーズになる
- リスニング力が向上する
- ネイティブスピーカーに近い発音ができる
コミュニケーションがスムーズになる
明瞭な発音で意図を正確に伝えると、会話によるコミュニケーションもスムーズです。
アクセントの違いによる誤解を回避できれば、メッセージを正しく伝えられます。文化的なニュアンスや感情的な表現を捉えると、深いレベルでのコミュニケーションの実現が可能です。
リスニング力が向上する
アクセントを理解すると、リスニング力がアップします。
聞き取りにくい単語やフレーズも、正しいアクセントを覚えれば聞く力が高まり、ネイティブな発音の違いにも気づけます。継続的に聞き取り練習をすれば自然なリズム感やイントネーションが身に付き、英語力の向上も可能です。
» 英語が聞き取れない原因と対策
正しいアクセントを覚えると、イディオムや熟語のように連続して発音される言葉の理解にも役立ちます。リスニング力を向上させ、適切なアクセントと単語の理解力を高めてください。
» 英語リスニングが苦手な理由と改善する練習方法
ネイティブスピーカーに近い発音ができる
アクセントを習得すれば、ネイティブスピーカーに近い発音が可能です。ネイティブスピーカーに近い発音を身に付けると、言葉の信頼性が増すなどのメリットがあります。
ネイティブスピーカーに近い発音を身に付けるメリット
- 言葉の信頼性が増し、印象が良くなる
- 聞きやすい英語になる
- 話す自信がつきスピーキング能力が向上する
プレゼンテーションや、ビジネスの重要な場面での発言も伝わりやすくなり、スムーズな会話も可能です。アクセントを覚えればネイティブスピーカーとのやりとりでも違和感がなくなり、より交流を楽しめます。
» 英語スピーキング力向上の秘訣
アクセント習得のための練習方法
ネイティブスピーカーのように自然なアクセントを身に付けるためには、効果的な練習方法が欠かせません。アクセント習得に役立つ具体的な練習方法を紹介します。
リスニング
アクセントを正確に捉えるために、ネイティブの音声を繰り返し聞きましょう。
ネイティブの英語を聞くと、正しいアクセントの感覚がつかめます。リスニングの際は、どの音節にアクセントが置かれているのか、考えながら聞いてください。音声素材は、YouTubeやSNSなどから自分の好みに合わせて選べばOKです。
自分の好きなメディアを活用してください。さまざまなアクセントのバリエーションに触れることが大事です。ドラマやニュース、バラエティなど、さまざまな教材でリスニング力を高めましょう。
シャドーイング
シャドーイングは、話者の発話をリアルタイムで聞きながらマネする練習法です。聞こえてくるスピーチをほぼ同時に、あるいは一定の間をおいて口頭で再生します。
» シャドーイングの効果と聴解プロセスにおける位置づけ(外部サイト)
シャドーイングのポイント
- 短時間でも毎日続ける
- フレーズごとに区切って練習する
- 鏡で口の動きを観察する
シャドーイングは毎日の継続が重要です。シャドーイングを続ければ、アクセントだけではなく、発音の正確さも高められます。ネイティブスピーカーの話のパターンやリズム、イントネーションを自分のものにできるまで、繰り返し練習してください。初心者には、ゆっくりとした発音の音声素材がおすすめです。
練習に慣れてきたら徐々に速度を上げ、実際の会話に近い速さに近づけていきましょう。YouTubeのスロー再生機能を活用し、自分に合う速度を見つけて練習してください。
» 聞き取る力がアップする!シャドーイングの効果を高める方法
音読練習
音読練習は、リズムとアクセントを身に付けるために有効です。
英語の文章やダイアログを大きな声で読むと、正しいアクセントとイントネーションが身に付きます。ただし、やみくもに音読していても英語は上達しません。音読練習におけるポイントをまとめたので参考にしてください。
- ネイティブの音声と比較しながら練習する
- 音声認識ソフトを使い自分のアクセントを確認する
- さまざまなジャンルのテキストを音読し、新しい単語のアクセントを学ぶ
自分の音読が、正しいアクセントでできているかの確認も重要です。siriなどの音声認識ソフトを使い、自分のアクセントで正しい表示ができるか定期的に確認してください。音読を繰り返すと発音が自動化され、会話がスムーズになります。
» 英語リーディングの勉強法
さまざまなジャンルのテキストを音読し、新しい単語のアクセントを学ぶ方法がおすすめです。
»英語の勉強法完全マスター
アクセント辞典の活用
英語の正しい発音を学ぶには、アクセント辞典が便利です。アクセント辞典には単語の正しいアクセントが明記されています。辞典を参照すれば発音の修正が可能です。アクセント記号は「´」や「`」で、母音の上に付けて強く読む位置を示します。
「´」は最も強く発音されるアクセントで「`」は次に強く発音されるアクセントです。おすすめの辞典は「Weblio辞書」です。品詞ごとに音声ガイドがあるため、記号と音声でアクセントを覚えられます。新しい単語は、辞典で確認しアクセントを覚えてください。例外や特殊なケースを学ぶためにもおすすめです。
まとめ
単語のアクセントについて解説しました。英語のアクセントは、発音のリズムと強弱を作り出す重要な要素です。音節ごとに適切なアクセントを置くと内容が正しく伝わりやすく、コミュニケーションがスムーズになります。アクセントの理解は、正しい発音への第一歩です。
アクセントが正確になれば、自身のリスニング力も向上し、ネイティブスピーカーの発音に近づけます。アクセントのルールは、音節数や単語の構造によって決まります。リスニングやシャドーイングなどの継続的な学習で、英語のアクセントをマスターしてください。
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