- 名詞の種類が多すぎて違いが分からない…
- 名詞の使い分けが分からない!
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英語を学習する際、名詞の種類や使い方に困っていませんか?あまりにも数が多いので、どれから勉強すればいいのか迷っている人が多いです。
この記事では、英語の名詞の基礎知識から文法的役割までを詳しく解説しています。この記事を読めば、英語の名詞についての理解が深まり、上手にコミュニケーションを取れるようになります。
名詞の使い方をまとめているので、名詞を使いこなしたい人は最後まで読んでください。
名詞の基礎知識
名詞は、文章を書くときに欠かせない基本的な単語です。名詞の役割はさまざまで、主語や目的語、補語として使われたり、名詞句や名詞節の一部として使われます。
名詞の定義
名詞は人や場所、物、アイデアなどを示す言葉で、何について話しているのかを表現する役割があります。文の中で主語や目的語として使われることが一般的です。
名詞には数(単数、複数)と格(主格、所有格、目的格)という区別があります。昔の英語には男性名詞や女性名詞といった性別という区分もありましたが、現代の英語では数と格の2つが残りました。
一般的に数(単数、複数)は、語尾に「s」がつくかどうかで区別します。しかし「child」の複数形は「children」といった不規則な変化も。格は、主格、所有格、目的格という3つの区分に分かれており「I」「my」「me」というような表現によって区別されます。
可算名詞と不可算名詞
英語の名詞は可算名詞と不可算名詞に分けて区別できます。可算名詞と不可算名詞について詳しくみていきましょう。
可算名詞とは?
可算名詞は、以下のような数えられるものや事柄の名前を指します。
- apple(りんご)
- car(車)
- book(本)
- chair(椅子)
- pen(ペン)
- dog(犬)
- house(家)
- tree(木)
- key(鍵)
- phone(電話)
可算名詞は単数形と複数形の両方が存在します。単数形を使う際には「a」や「an」といった不定冠詞を前に置いてください。複数形の場合は冠詞が不要なので、具体的な数字を使ったり「some」や「many」のような数量を表す言葉を使ったりします。
- 単数形:an apple
- 複数形:two apples
不可算名詞とは?
不可算名詞は、以下のような液体や言語、概念などの数えられない名詞です。
- milk(牛乳)
- sugar(砂糖)
- information(情報)
- advice(助言)
- money(お金)
- music(音楽)
- art(芸術)
- business(ビジネス)
- equipment(設備)
- shopping(買い物)
不可算名詞を使う際は単数形で表し、具体的な量を示したい場合には量詞(a bit of, some, much)を用いて表現します。量を指定せずに使う場合は「a」や「an」を名詞の前に置かず、複数形の「s」もつけずに使用します。
可算名詞と不可算名詞の使い分け
可算名詞と不可算名詞を使い分けることは非常に大切です。可算名詞か不可算名詞かを判断するには以下の2つのポイントを意識してください。
- 個数で数えられる場合は可算名詞で、数えられない場合は不可算名詞である
- 不可算名詞に複数形は存在しないので、名詞が単数か複数で判断する
可算名詞と不可算名詞を見分けられれば、文章を正確に表現できるので、円滑にコミュニケーションを取れます。
名詞の種類
名詞には以下の種類があり、正しく使い分けることが重要です。
- 普通名詞(一般的な人や場所、もの、概念を指す)
- 固有名詞(特定の人、場所、組織などの固有の名前を示す)
- 集合名詞(グループや集まりを1つの単位として扱う)
- 物質名詞(物質や物の材料を指す)
- 抽象名詞(感覚で捉えられない概念、状態、品質を表す)
普通名詞
普通名詞は、一般的な人や場所、もの、概念などの一般的な名前を指します。普通名詞には、apple(りんご)のような複数形にできる可算名詞と、water(水)のような複数形にできない不可算名詞が存在します。
他にもいくつか特徴があるので、以下のポイントを押さえましょう。
- 文章では小文字から書き始める(特定の名前を表す際は、大文字で始まる固有名詞を使用)
- 形容詞によって修飾されることが多い
- 文中で主語や動詞の後に続く目的語、補語として使用
固有名詞
固有名詞は、特定の人や場所、組織、ブランドを指す名詞です。Tokyo(東京)やMicrosoft(マイクロソフト)など、独自の名称をもっているので、他のものと混同しません。固有名詞は以下のような特徴があります。
- 普通名詞と違い、大文字で始まる。
例:London(ロンドン)、Elizabeth(エリザベス) - 複数形にならない場合が多い。(ただし、一部例外あり)
- 不可算名詞なので、定冠詞「the」を伴わないことが一般的。(ただし、一部例外あり)
集合名詞
集合名詞は、family(家族)やteam(チーム)など、1つの単語で複数の人やものをまとめたグループ全体を指す名詞です。
基本的に単数として扱います。しかし、複数の要素が含まれたグループを表しているため、複数形の動詞と組み合わせて使われることがあります。集合名詞は以下の例のように、1つのまとまりとしてみるなら単数扱い、個々にみるなら複数扱いです。
- 単数形
- Her family lives in Tokyo.(彼女の家族は東京に住んでいます。)
My family is large.(うちは大家族です。) - 複数形
- Several families are planning a trip to the mountains next month..(いくつかの家族が来月山への旅行を計画しています。)
There were five families on board the ship.(その船には5つの家族が乗っていました。)
物質名詞
物質名詞は以下の例のように、物質や材料、成分などを指す名詞で、不可算名詞に分類されます。
- Water boils at 100 degrees Celsius.(水は100度で沸騰します。)
- Air is essential for life.(空気は生命にとって不可欠です。)
- He enjoys different teas.(彼は異なる種類のお茶を楽しみます。)
- The shop offers two kinds of salts.(その店では2種類の塩を提供しています。)
a glass of water(一杯の水)のように量を示す表現が伴う場合には数量化できるので、覚えておきましょう。
抽象名詞
抽象名詞は、目に見えない概念や感情、状態を指す名詞です。自由や美などの価値観や、知恵のような思考も抽象名詞に含まれます。五感で捉えられないため、比喩的な言葉や詩的な表現によく使われる特徴があることを覚えておきましょう。
抽象名詞は形容詞や他の名詞と組み合わせて表現されることが多く、可算と不可算の2つとも存在しています。
- 数えられる抽象名詞
- idea(考え)、problem(問題)、opportunity(機会)、reason(理由)など
- 数えられない抽象名詞
- knowledge(知識)、beauty(美しさ)、happiness(幸福)、freedom(自由)など
名詞の文法的な役割と使い方
私たちは日常会話や文章の中で、さまざまな名詞を使って意思を伝えており、文章を作る上で欠かせない言葉です。相手に正確に情報を伝えるためには、文法的な役割と使い方をきちんと学ぶことが重要となります。
名詞が果たす役割
名詞は「主語」「目的語」「補語」の3つの役割をもちます。
- 主語
- 文の主体を示し、動詞の行為や状態の主を表す。The teacher got angry.(先生が怒りました。)という文では、「teacher」が主語で、動作の主を示す。
- 目的語
- 動詞や前置詞の後に置かれ、動作の対象や関係を受ける。I eat cake.(私はケーキを食べます。)という文では、「cake」が目的語にあたる。
- 補語
- 主語や目的語を説明、補完し、文の意味を完結させる。She is a doctor.(彼女は医者です。)の「doctor」は補語で、彼女が何者であるかを明確にしている。
役割を理解し、適切に使い分けることで、文の意味が明確になります。名詞は文を構成する基本的な要素なので、しっかりと基礎を押さえましょう。
名詞句
名詞句とは、名詞と名詞を修飾する単語や句を指します。名詞だけでは伝えたいことが十分に表現できないときに名詞句を使うと、より具体的で詳しい情報を伝えられます。
- a cup of coffee(一杯のコーヒー)
- the sound of rain(雨の音)
- bright stars in the night sky(夜空に輝く星々)
- snow on the mountain peaks(山の頂に積もる雪)
- sunrise over the hills(丘を越える日の出)
上記の例文のように名詞句は文章を豊かにするので、さまざまな使い方を覚えましょう。
名詞節
名詞節とは、2語以上の名詞が主語や目的語、補語などの働きをします。名詞句は、主語と動詞を含んでいませんが、名詞節には含まれているので使い分けに注意してください。名詞節の始まりには、以下の例のように「that」「what」「who」などの接続詞がよく使われます。太字部分が名詞節です。
- She believes that he is innocent.(彼女は彼が無実だと信じています。)
- She asked him where he had been.(彼女は彼にどこにいたのか尋ねました。)
- Can you tell me when the train leaves?(列車がいつ出発するか教えてくれますか?)
- I can’t decide which book to read first.(どの本から読むべきか決められません。)
- He is the teacher who helped me improve my English.(彼は私の英語を向上させてくれた先生です。)
間接話法にも名詞節が頻繁に用いられるので、どのような場面で名詞節を使うのかをしっかりと理解しましょう。
動名詞とto不定詞の使い分け
英語には、動詞に名詞の役割をもたせる動名詞(動詞の-ing形)と不定詞(to + 動詞の原形)があります。
- 動名詞
- 動詞に「ing」をつけて、名詞化するもの。
例:Reading books is my favorite hobby.(本を読むことが私の一番の趣味です。) - 不定詞
- to + 動詞の原形で表し、名詞、形容詞、副詞の役割を果たす 。
例:I hope to see you again soon.(またすぐにあなたに会えることを願っています。)
目的語に不定詞を置く動詞は、未来とつながりがあることをイメージし、動名詞は過去とつながりがあることをイメージする違いがあります。使い方の違いを理解し、文脈に応じて適切な形を選択しましょう。
まとめ
名詞の基礎知識や種類、文法的な役割について以下のように解説してきました。
- 名詞は英語で最も基本的な単語の1つであり、人や場所、物、概念などを示す。
- 可算名詞と不可算名詞というカテゴリーがある。
- 可算名詞は数えられる名詞で、単数形と複数形のどちらでも使用できる。
- 不可算名詞は数えられない名詞で、単数形で表現する。
- 名詞には普通名詞、固有名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞の5種類あり使い方が異なる。
- 主語や目的語、補語など、文の意味を形成する上で重要な役割をもつ。
- 名詞句は、名詞と名詞を修飾する語句が組み合わさったもので、より具体的な表現ができる。
- 名詞節は、名詞が動作や状態の主を示す文節であり、接続詞(that, what, who)で始まることが多い。
- 動名詞と不定詞は、動詞が名詞のように機能する場合の形で、文脈や意味に応じて使い分けられる。
名詞が文章内でどのように機能するかを知ることで、表現力の幅が広がります。どのような言語でも、基礎を理解することが上達への近道です。名詞の基礎をしっかりと頭に入れて、日常会話や文章作成に活かしてください。
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