- 英語の「TH」がどうしてもキレイに発音できない…
- 「TH」を上手に発音するコツは?
- そもそも「TH」の発音ってそんなに重要?
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英語の「TH」発音は多くの日本人にとって難しく感じがちですが、正しい方法を知れば誰でも習得できます。
本記事では、TH発音の基本から実践的な練習法まで、わかりやすく解説します。記事を読むと、THを正確に発音できるようになり、より自然な英語に近づけることが可能です。
英語発音の一つの壁を乗り越え、自信を持って話せるようになりますよ。
THの発音の基礎知識
TH発音を習得するうえで、知っておきたい知識は以下のとおりです。
- TH発音の重要性
- 日本人がTH発音に苦労する理由
英語の発音には多くの特徴がありますが、TH発音はとくに重要です。日本語にはない英語特有の発音のため、習得するとネイティブスピーカーのような流ちょうさで会話できます。日本人にとっては発音が難しいと感じられますが、正しい方法を学び練習を重ねると、自然で正確なTHの発音が身に付くでしょう。
» 英語の発音の基礎と一般的な課題、発音のコツを解説!
TH発音の重要性
TH発音は英語の明瞭な発音に不可欠であり、聞き手の理解に直結する重要な要素です。ネイティブスピーカーとのコミュニケーションでは、THの発音が適切に行えないと別の単語や音に誤解されるリスクがあります。特に注意が必要です。
英語の流ちょうさと正確性を高めるために、THの正しい発音を身に付けてください。英語のスペルと発音の理解を深めると、正しい単語の認識を助けます。
日本人がTH発音に苦労する理由
日本人が英語のTH発音に苦労する主な理由は、日本語にはTHに相当する音がないためです。英語のTH発音には舌の位置がとても重要で、舌を歯に軽く当てる必要があります。
日本語では舌を歯に軽く当てて発音をする機会がほとんどないため、日本人にとっては慣れない発音方法でしょう。THの発音に日本人が慣れないのは、以下の点も原因です。
- 日本人はTH音を「サ行」「タ行」など、より親しみやすい他の音で置き換えてしまう
- 日本の英語教育ではTH音の正しい発音にあまり重点を置いておらず、学ぶ機会が少ない
- 音声学的なトレーニングや口腔内の感覚に不慣れであるため、発音が難しい
上記のように日本人がTH発音に苦労する要因は複数あり、対処するためには具体的な練習方法が求められます。
» 英語の発音記号をマスターして自然な発音を身に付けよう!
THの発音の種類
英語のTH発音には、無声音と有声音の2種類が存在します。発音の違いを認識することは英語の正しい発音に不可欠であり、舌の位置や声帯の使い方で区別されます。違いを以下の表にまとめました。
舌の位置 | 息の流れ | 声帯振動 | 発音例 | |
---|---|---|---|---|
無声音[θ] | 上の前歯の裏に軽く触れる | + | – | 「think」(シンク) 「bath」(バス) |
有声音[ð] | 上の前歯の裏に軽く触れる | – | + | 「this」(ディス) 「that」(ダット) |
2つのTH発音を理解し、単語に応じて適切に使用すると、英語のコミュニケーションスキルは向上します。英語学習者がTHを正しく発音できるようになるためには、聞き取りと発音の練習が必要です。
THの発音のコツと練習法
THの発音を上達させるためには、以下の3つを把握したうえで実践することが大切です。
- 正しい舌の位置と発音のポイント
- 無声音[θ]の発音練習
- 有声音[ð]の発音練習
正しい舌の位置と発音のポイント
正しい舌の位置を覚えるため、以下に注意しましょう。
- 舌の先を上の前歯の裏に軽く触れさせる
- 息の流れを意識する
正しい舌の位置は、TH発音を習得する上でとても重要です。舌の先を上前歯の裏側に軽く触れさせる状態を作り、舌と歯の間に小さな隙間を作って、息が通るようにしましょう。無声音[θ]では息を感じるように、有声音[ð]では声帯が震えるように意識して発音を行ってください。
舌を歯に挟み込まないよう注意して、舌を固定しすぎないことも重要です。練習時には鏡を使って舌の位置をチェックしながら行うとよいでしょう。
無声音[θ]の発音練習
無声音[θ]を出す際は、口を軽く開けて舌を前歯の裏に軽く当てましょう。舌を歯に軽く触れさせつつ、息を前方に押し出して発音することがポイントです。[θ]の音を練習するのに「think」や「thanks」のような単語は最適です。
発音練習を始めるときは、鏡を使って舌の位置をチェックするようにしましょう。息の流れを感じるまで何度も練習してください。他にも以下のことを意識しましょう。
- 発音が軽やかになるよう意識する
- 音が鼻に抜けないよう注意する
- 「s」や「f」の音にならないよう気をつける
日常生活で無声音[θ]を含む単語を積極的に使って、継続的な練習を行うと、正しい発音が自然と身に付きます。
有声音[ð]の発音練習
英語の発音で特に大切なのが、有声音[ð]です。適切な練習をすれば、誰でもクリアで自然な[ð]音を出せるようになります。正しい有声音[ð]音の発音方法を身に付けるために以下を実践しましょう。
- 舌の先を上の前歯の裏に軽く触れさせる
- 声を出しながら舌を振動させ、息を軽く漏らす
「this」「that」「there」「brother」といった単語を繰り返し発音する、実践トレーニングが効果的です。自分の発音を客観的に評価するために、録音して聞き返してください。
ネイティブの発音を聴いて真似たり、鏡を使って舌の位置を確認したりして上達を目指しましょう。継続的に練習を積んで、有声音[ð]の音を自然に出せるようにしましょう。聞き取りや発話がスムーズになり、英語のコミュニケーションが格段に向上します。
TH発音のよくある間違い
英語を母国語としない人々にとって独特な音のため、正しく発音することが難しい「TH発音」。TH発音のよくある間違いに注意しながら、練習していきましょう。
- 「T」や「S」と間違えて発音しない
- 「D」と間違え、硬い発音にしない
- 「F」や「V」と混同しない
- 語尾のTH発音を省略しない
- 舌を十分に前に出さず、内部で舌を震わせない
正確にTHの発音をするためには、舌の先を上の前歯の裏に軽く触れさせることが重要です。舌を歯と歯の間からわずかに突き出し、息を舌と上前歯の間から押し出すようにしましょう。唇はリラックスさせた状態で動きを最小限に保つことで、よりクリアなTHの音を作ることができます。
発音練習をする際は、過度に力を入れずに自然な流れで舌を動かすことが重要です。実際の会話の中で練習する際には、舌の動きだけでなく、流れるような発音にも注意を払いましょう。練習の際に鏡を使って、舌の動きを視覚的に確認することも大切です。繰り返して、正しいTH発音を身に付けましょう。
TH発音の応用
英語のTH発音は他の音とは異なる特徴を持っています。以下のようなTH発音の特徴を知っておくと、発音の応用ができるようになるでしょう。
- THの音と似た発音:「S」「F」「D」の違い
- 単語内でのTH発音の位置:語頭、語中、語尾
THの音と似た発音:「S」「F」「D」の違い
THの音に似た発音として「S」「F」「D」があります。それぞれ発音方法が違い、正確に区別することが重要です。
- 「S」:舌を歯茎に近づけて息を通すことで作られる摩擦音
- 「F」:下唇を上の歯に軽く当てて息を通して作る摩擦音
- 「D」:舌の先を上歯茎に軽くタッチして声を出すことで作られる破裂音
THの音は上記の発音とは異なり、舌を上下の歯の間に少し出しつつ息を通すことで発音される音です。舌の位置や声帯の使い方に注意しましょう。音の違いを理解し、正しい位置で舌を動かすと、より自然な英語の発音が可能です。
単語内でのTH発音の位置:語頭、語中、語尾
英語には特殊な音の一つとしてTH発音が存在します。単語によって異なる位置に現れるため、発音方法を変えましょう。以下のように語頭、語中、語尾の3つの位置で異なるアプローチが求められます。
TH発音の位置 | 意識すること | 例 |
---|---|---|
語頭 | 最初に現れるTH発音をはっきりと出す | 「think」「theory」「thanks」 |
語中 | 一貫性を持たせることが重要 | 「brother」「author」「nothing」 |
語尾 | 終わりに息を吐き出すようにして発音 | 「bath」「math」「truth」 |
TH発音は単語の位置によって異なるため、それぞれの位置で正しい音を出す練習を積むと英語の発音が上達します。
THの発音と英語のアクセント
THの発音は、英語の習得において重要な要素です。THの音が正確に出せないと、リスニングやスピーキングにおいて誤解が生じやすくなるからです。ここでは以下の観点から、THの発音と英語のイントネーションについて解説します。
- アメリカ英語とイギリス英語でのTHの発音の違い
- TH発音におけるリズムとイントネーション
アメリカ英語とイギリス英語でのTHの発音の違い
アメリカ英語とイギリス英語では、THの発音に以下のような違いがあります。
- アメリカ英語
- THの発音は「θ」と「ð」の2種類です。「θ」は無声のTH音で「think」や「both」などの単語で使われます。「ð」は有声のTH音で「this」や「bother」などの単語で使われます。
- イギリス英語
- 「θ」と「ð」の発音が存在しますが、より滑らかに発音されることが多いです。一部の方言では、TH音が「f」や「v」に置き換わるケースもあります。「think」が「fink」「brother」が「bruvva」と発音されます。
アメリカ英語では、THの発音がよりはっきりとしている傾向です。アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いを理解することで、両方の英語をより自然に話せます。
TH発音におけるリズムとイントネーション
THを自然に発音するためには、リズムとイントネーションを把握することが重要です。リズムとイントネーションを把握すると、全体の発音がより自然に聞こえるからです。リズムについては、TH音を含む単語の強勢に注意してください。
「think」や「this」のような単語では、TH音が文の初めに来るときは強く発音されることが多いです。一方、文尾に来るときは、次の単語とスムーズに連結して発音されるため、弱くなることがあります。
イントネーションに関しては、TH音が入ると音の抑揚が変わるため、注意深く聞くことが重要です。強調される部分では、TH音が明瞭に発音されます。一方で、弱い部分ではTH音が短くなるか、ほとんど聞こえなくなることもあります。
TH発音をマスターする方法
TH発音を効果的にマスターするための方法は、以下のとおりです。
- 毎日少しずつ発音の練習をする
- 日常会話に取り入れる
- 有名な英語の歌やセリフで練習する
- ネイティブスピーカーを真似て練習する
- 自分の発音とネイティブの発音を比較する
毎日少しずつ発音の練習をする
毎日少しずつ練習することで、確実にTHの発音をマスターできます。短時間でも毎日続けると、舌や口の筋肉が慣れるからです。
具体的には、以下の方法がおすすめです。
- 鏡を使って舌と口の動きを確認する
- 発音の練習アプリや教材を活用する
- 簡単な単語やフレーズから始める
- ゆっくりとした速度で練習し徐々にスピードを上げる
- 正しい発音方法を理解するために動画や音声を参考にする
毎日の練習は少しの時間でも効果があります。間違いを恐れずに続けることが大切です。
» 英語スピーキング力向上の秘訣
日常会話に取り入れる
日常会話にTH音を取り入れることは、発音の向上に効果的です。自然と正しい発音が身に付くからです。日常会話に取り入れる際には、以下のポイントを意識してください。
- 聞き取りやすい単語やフレーズから始める
- 友人や家族との会話に取り入れる
- プロフェッショナルな環境でもTH音を使用する
- 正確な発音を心がける
- 書いた文を声に出して読む
「think」や「thank you」などの言葉は、特に取り入れやすいです。身近な人との会話を通じて、リラックスした状態で練習しましょう。
有名な英語の歌やセリフで練習する
有名な英語の歌やセリフを使った練習も、TH音の発音を身に付けるために効果的です。リズムとメロディが発音練習を楽しくし、記憶に残りやすくするからです。ビートルズの「With a Little Help from My Friends」や、アレサ・フランクリンの「Think」にはTH音が含まれています。
ディドの「Thank You」や、クイーンの「Bohemian Rhapsody」もおすすめです。TH音を含む歌詞を繰り返し歌うことで、自然と正しい発音を身に付けられます。
ネイティブスピーカーを真似て練習する
TH発音をマスターするためには、ネイティブスピーカーの発音を真似ることが重要です。正確な発音を聞き取ることで、自分の発音を改善できるからです。ネイティブスピーカーを真似て練習する際には、以下の方法が役立ちます。
- 発音を観察する
- 口の形や舌の位置を真似る
- 音声を繰り返し聞く
- 話すスピードを徐々に取り入れる
- 動画やポッドキャストを視聴する
- 実際に会話を試みる
舌先を前歯の間に軽く挟むように意識すると、正しいTH音が出せます。上記の方法を継続して、ネイティブスピーカーのようなTH発音を目指しましょう。
自分の発音とネイティブの発音を比較する
自分の発音とネイティブの発音を比較する方法は、英語の発音を上達させるために効果的です。具体的な手順は、以下を参考にしてください。
- 自分の発音を録音する
- 録音した発音をネイティブの音声とリピート再生する
- 発音の違いをメモして改善ポイントを特定する
- 改善ポイントに集中して練習を行う
スマートフォンや録音機能付きのデバイスを使うと便利です。ネイティブの音声は、オンライン辞書や発音サイトから入手できます。何度も繰り返し練習することで、正しい発音が身に付きます。定期的に録音し直して、進捗を確認することも大切です。自分の発音がどれだけ改善されたかを具体的に把握できます。
まとめ
TH発音は、英語の理解や発音の習得においてとても重要です。日本人がTH発音に苦労する主な理由は、日本語に存在しない独特の母音が関係しています。無声音[θ]と有声音[ð]の違いをしっかりと理解し、それぞれの発音を正確に行うことが重要です。
発音のコツをつかむためには、舌の位置を意識しつつ練習を重ねましょう。発音時の舌や唇の動きに細心の注意を払い、文脈によって発音が変化することも押さえておきましょう。ポイントを踏まえて、継続的な練習に努めるとTH発音を自然に身に付けられます。
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