英語初心者必見!基本から学べる「フォニックス」の魅力とは?

- そもそも「フォニックス」ってなに?
- フォニックスを学ぶメリットは?
- フォニックスを習得するための正しい学習法が知りたい!
「フォニックス英語学習って何だろう」と悩んでいませんか?
アルファベットのつづりを見て、発音ルールを学べる英語学習方法が「フォニックス」です。フォニックスをマスターすれば、初めて見る英単語でも発音可能です。本記事では、英語学習に必須のフォニックスを解説します。
フォニックスに適した教材と効果的な学習法も紹介。フォニックスは、子どもの英語学習方法として広く知られていますが大人にも効果的です。
本記事を読めばフォニックス英語学習で、初めて見る単語もスラスラ発音可能となりネイティブスピーカーに近づけます。

フォニックスの基礎知識

フォニックスは、英語の音声と文字がどのように対応しているかを学ぶ学習法です。英語を母国語とする子どもだけでなく、英語を第2言語として学ぶ大人にも有益です。発音の規則性を学ぶため、読解力も身に付きます。効果的に学習を進めるために、フォニックスの基礎知識を解説します。
» 英語の発音の基礎と一般的な課題、発音のコツを解説!
フォニックスとは正しい発音や単語の読み書きを学ぶ学習法

フォニックスとは、英語の音と文字を結びつけ、正しい発音や単語の読み書きを学ぶ学習法です。日本語と英語では存在する音素(※)の数が異なります。日本語には、母音の数が5つしかありませんが、英語には20前後存在すると言われています。
» 英語の発音記号をマスターして自然な発音を身に付けよう!
フォニックスでは、日本語にはない英語の発音を学べるため、初めての単語も確実に発音可能です。フォニックスは、読み書きの初期段階で重要な役割を果たし、基礎を築くために効果的な手法です。
» シンセティック・フォニックス指導とその効果(外部サイト)
※音素とは、ある1つの言語で用いる音の最小単位で、意味の相違をもたらすものである
フォニックスの歴史
フォニックスは、19世紀にアメリカでの初等教育の読み書き指導法として普及しました。日本では2011年、公立小学校における英語教育の必修化をきっかけに、フォニックスへの関心が高まります。日本の小学校英語教育における、多くの課題の一つが発音です。
» 小学校学習指導要領解説 外国語活動編/文部科学省(外部サイト)
フォニックスでは、アルファベットと音の関係を学べ、未知の単語でもつづりから正しい発音が推測できます。小学校の英語教育において、フォニックスは有効な学習方法の一つです。課題はあるものの、小学校の英語教育へのフォニックス導入による、子どもの英語力アップが期待されています。
» 小学校英語における課題を考える/茨城大学教育実践研究(外部サイト)
フォニックスと従来のアルファベット学習の違い

フォニックスとアルファベット学習は、似ていますが進め方に違いがあります。フォニックスとアルファベット学習の違いを表にまとめました。
| フォニックス | アルファベット |
| アルファベットの音と文字の関係を体系的に学ぶ | アルファベットの名前と形を覚える |
| 音素を組み合わせてできる音節や単語を学習する | アルファベットの名前と形を繰り返し練習 |
| 未知の単語も読める | 英語を読んだり書いたりするには十分ではない |
従来のアルファベット学習は、アルファベットの名前と形から覚えます。一方、フォニックスは、各文字の音(フォニーム)を理解し、発音ルールに沿って新しい単語を読み解く学習法です。フォニックスを用いれば、文脈からの発音推測スキルが育ちます。
フォニックスの基本ルール

フォニックス学習においては、基本ルールが重要です。基本ルールを以下のポイントに分けて解説します。
- 母音と子音の組み合わせ
- シングルレターとダイグラフ(二重母音・子音)
- ブレンド
- サイレントレターと例外
母音と子音の組み合わせ

母音の「a」「e」「i」「o」「u」は、それぞれ単独で音をつくります。しかし、英語は日本語と違い母音の発音パターンが、1つとは限りません。英語では、母音と子音の組み合わせによって、発音が変わります。正確な発音のためには、母音と子音の組み合わせパターンの把握が必須です。
母音の後が子音を示すアルファベットで終わるときの発音を以下にまとめました。
| 母音の発音 | 母音の後が子音を示す アルファベットで終わる単語 |
| a(æ) | bat/cap/map |
| e(e) | bed/jet/ten |
| i(i) | lip/big/hit |
| o(ɔ) | pot/drop/not |
| u(ʌ) | cup/sun/nut |
母音の後に子音を示すアルファベット+「e」で終わるときは、母音はアルファベットの読みと同じです。
| 母音はアルファベットの読みと同じ | 母音の後に子音+eで終わる単語 |
| a(ei) | game/tape/skate |
| e(i:) | eve/these/evening |
| i(ai) | bike/rice/drive |
| u(ou) | hope/joke/home |
| u(ju:) | cube/cute/excuse |
母音と子音の組み合わせをマスターできれば、英語の読み書き能力も向上します。
» 文部科学省・英語資料編(外部サイト)
シングルレターとダイグラフ(二重母音・子音)

シングルレターは、1つのアルファベット文字で示される音であり「a」や「m」が該当します。ダイグラフとは、2つの文字の組み合わせによって、異なる音をつくることです。「sh」や「ch」の組み合わせがあります。
| シングルレター | ダイグラフ |
| アルファベット 1文字で示される音 | 2つのアルファベットで 1つの音を示す |
| a・b・m | sh・ch・th・ph |
子音のダイグラフでは、発音されなさそうな文字が特定の音を生む場合があります。「ph」は「f」の音として発音される場合が多いです。英語にあるダイグラフを知れば、特定の音の予測が可能となります。フォニックス学習では、シングルレターとダイグラフをしっかり認識して、正しく発音してください。
» 英語のアクセントルールをマスターする効果的な練習方法!
ブレンド
ブレンドは、隣接する2つ以上の子音が1つの音として発音されることを言います。ブレンドを理解すれば、正確な発音とスムーズなリーディングが可能です。以下の表に、ブレンドの例をまとめました。
| 「」内がブレンド |
| black「bl」 |
| street「st」 |
| smile「sm」 |
| green「gr」 |
| three「thr」 |
ブレンドは、流暢な読みと正確な発音に必要です。ブレンドを学べば、英会話力アップが目指せます。
» 英語リーディングの勉強法
サイレントレターと例外

サイレントレターとは、単語に含まれるものの、発音されない文字を指します。「knife」のkは発音しません。サイレントレターの典型例です。以下の表に、サイレントレターをまとめました。
| 語頭の k・w・p | 語中の s・b・g | 語尾の b・n・gh |
| knife「k」 | island「s」 | climb「b」 |
| wrong「w」 | subtle「b」 | autumn「n」 |
| psychology「p」 | fight「g」 | enough「gh」 |
| pneumonia「p」 | light「g」 | through「gh」 |
サイレントレターを知らなければ、単語のスペルは正しく覚えられません。繰り返し発音して、サイレントレターを覚えてください。ただし、発音のルールには例外も存在します。
発音ルールの例外
- 「one」は「wʌn」と発音され「o」は通常と異なる音になる
- 「two」では「w」が発音されない
規則と例外を合わせて学ぶと、より正確な発音が身に付きます。多くの単語を正しく発音するために例外も把握して、ネイティブスピーカーを目指しましょう。
» 英語多読の効果と成功させる5つのポイントを解説!
フォニックスの学習法と指導方法

フォニックスの学習法と指導方法には、段階があります。英語の読み書きを楽しく身に付けるためには、段階を踏むことが重要です。学習効果を発揮するために、フォニックスの正しい学習方法と指導方法を解説します。
- 段階的な学習ステップ
- 教材の活用
- ゲームや歌による学習
- 教室でのフォニックス指導方法
段階的な学習ステップ

フォニックスではアルファベットの単独の音から始め、その後少しずつ複雑な音へと進んでいく学習ステップが基本です。フォニックスの学習方法のポイントを、以下にまとめました。
- 基本的な音とアルファベットの関係性を理解させる
- 英語の歌やチャンツ(※)を歌ったり、ゲームを取り入れたりして英語の音に慣れるステップから始めてください。テキストは読みやすいものを選びます。混乱しないように、単純な文章から始めましょう。
- 簡単な単語からスタートし徐々に難易度を上げる
- 最初は簡単な母音(a、e、i、o、u)や子音(b、c、d)から始め、徐々に複雑な音節へと進めます。シングルレターの発音習得後に、ダイグラフやブレンドなどの高度な音の組み合わせに進む流れが一般的です。
- 文字と音の組み合わせを段階的に増やしていく
- 最初は母音から始め、子音と組み合わせて音節を練習します。
※チャンツとは、リズムに合わせて繰り返し英単語や文を発音する英語学習のこと
最初に、基本的な音とアルファベットの関係を理解させてください。音と文字の基本がしっかり構築されると、以降の学習がスムーズに進みます。簡単な単語から始めて、徐々に難しい単語へとレベルアップさせてください。小さな成功体験の積み重ねを意識して取り組むと、モチベーションがアップします。
» 英語を話せるようになるには?
教材の活用
音と文字の関係を効果的に理解するためには、教材選びが重要です。おすすめの教材は「はじめてのジョリーフォニックス」です。イギリスの8割を超える公立小学校で採用されているほか、100ヵ国以上の国々の教材としても活用されています。
教材としてはフラッシュカードや絵本、オンラインプログラム、アプリもおすすめです。アプリなら無料で始められる「AGO Phonics Sound Pad」がおすすめです。母音や子音に限らず、多彩な組み合わせの音素と単語を学べます。
»英単語の覚え方
学習進度に応じたレベルの教材を選び、定期的な復習と練習ができる教材を見つけてください。
ゲームや歌による学習

フォニックスを学ぶ際には、ゲームや歌を取り入れる方法が効果的です。歌やリズムを利用してフォニックスの音を繰り返し歌うと、記憶に深く刻まれます。ゲームや歌でフォニックスを学べば、楽しみながら文字の関係が学べます。ゲームでは、学習意欲を高めるために競争や協力の要素を取り入れてください。
フォニックス学習において、歌やゲームは記憶に残りやすく、楽しみながら学習意欲を高められるためおすすめです。
教室でのフォニックス指導方法
児童に正しい音を識別させて理解を促すには、楽しくて実践的な指導方法を取り入れると効果的です。効果的な指導法を以下にまとめました。
効果的な指導方法
- 小グループやペアワークを取り入れて、協力学習でコミュニケーション能力を高める
- 子音と母音の組み合わせや単語の分割を練習するワークシートを配布する
- 物語の読み聞かせや劇を通じて、フォニックスの知識の実践を促す
- ロールプレイやスペリングビー(※)のようなゲームを取り入れる
※スペリングビーとは、7つの文字を並び替えて単語を作るゲーム
定期的な評価も重要です。学生の進捗に合わせてカリキュラムを調整し、個々のニーズに対応してください。フォニックス指導の導入により、読み書き能力の基礎を固めるとともに、言語学習における自信や興味を育めます。
フォニックスに関するよくある疑問

フォニックスによる英語学習について、よくある疑問をまとめました。
フォニックスは子どもだけの学習法なの?
フォニックスは、子どもから大人まで幅広い年齢層にとって有効な学習方法です。読み書きなどの基本スキル習得に役立ち、大人の第2言語の習得にも適しています。本記事で紹介したフォニックスの基本ルールをおさらいして、英語学習に生かしてください。
フォニックスで発音が上達するのは本当?

フォニックスでは標準的な発音ルールを学べるため「各文字の組み合わせがどのように発音されるか」がわかります。音と文字の関連を理解できるため、英語の発音学習に有効です。英語を母国語としない学習者にとって、フォニックスは発音パターンの識別と正しい発音の習得に役立ちます。
ただし、発音を上達させるには、フォニックスのルール学習だけでは不十分です。実際の会話で何度も練習し、ルールを生かしてください。学んだ知識を実際の会話に取り入れれば、自然で流暢な英語の発音が可能です。
» 英語の日常会話フレーズ集
まとめ

フォニックスは、英語の発音や読み書きを効果的に習得するための学習法です。音と文字の関係を把握して、英語の理解を深めるために役立ちます。学習のプロセスは段階的であり、教材やゲーム、歌などのさまざまな方法で楽しみながら進められる点も魅力です。
フォニックスによる学びは子どもだけでなく大人にも有益で、発音上達に効果的です。フォニックスを英語学習の一環として取り入れてください。英語習得の理解を深める助けにもなります。ダイグラフやサイレントレターを覚えれば、さらなる英語力アップを目指せます。
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