「子どもにおすすめの聞き流しCDは?」
「ただ流してるだけで、本当に効果あるの?」
と疑問に思っていませんか?
最近では「英語は耳から」という考えのもと、おうちで“英語のかけ流し”を取り入れるご家庭が増えてきました。特に幼児期の子どもにとっては、耳からのインプットがとても大切。まだ文字が読めなくても、英語の音やリズムに自然と親しめるのが、かけ流しの魅力です。
わが家でも、長女3歳・次女0歳のときから英語のかけ流しをスタート。そのおかげか、長女は小学2年生で英検5級に合格、次女も4歳ごろから英語を自然に口にするようになっています。
この記事では、英語がはじめての子でも楽しめる、人気の聞き流しCDを7つ厳選してご紹介。さらに、かけ流しの効果をぐんと高めるコツもあわせてお伝えします。おうち英語をはじめたい方、英語環境をもっと充実させたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

英語の聞き流しって効果あるの?

英語の聞き流しには、大きな効果があります!
この「英語のかけ流し」は、これから子どもが英語を学んでいくうえで、とても大切な「土台づくり」になります。特に、0歳〜3歳ごろは英語の音をそのまま吸収できる“ゴールデンタイム”。この時期にたくさんの英語の音を耳にすることで、将来のリスニング力や発音の土台になる「英語耳」がしっかり育っていきます。
そもそも赤ちゃんは、すべての言語の音を聞き分ける力をもって生まれてきますが、成長とともに「使わない音」は自然とシャットアウトしていくと言われています。特に英語は、日本語よりも高い音(周波数)を多く含んでいるので、英語を聞く機会がないと、その音を聞き取る力がどんどん失われてしまうのです…。
また、英語を話せるようになるには、約2,000時間のインプットが必要だとも言われています。 0歳〜3歳はおうちで過ごす時間が長い分、このタイミングでたっぷり「耳から英語」を浴びるのがとても効果的。特別な教材やレッスンは必要ありません。1日10分でもいいので、毎日英語の音にふれる時間をつくってあげましょう。
関連記事:英語の聞き流し効果を2倍にUPさせる裏ワザ&おすすめ学習方法
失敗しない!英語の聞き流し用CDの選び方

英語のCDは種類がとても豊富なので、「どれがうちの子に合うんだろう?」と迷ってしまいますよね。ここでは、お子さんにぴったりのCDを選ぶためのポイントを3つに絞って、わかりやすくご紹介します。
年齢に合っているか
まず大切なのは、子どもの年齢や発達段階に合った内容かどうかです。0〜2歳ごろの赤ちゃんには、優しいメロディや繰り返しフレーズが多い歌がおすすめ。自然と耳に残り、英語の音に親しみやすくなります。3歳以降になると、少し長めのお話も楽しめるようになります。
ジャンルのバランスも大事
英語CDには、歌・チャンツ(リズム遊び)・ストーリーなど、さまざまなタイプがあります。「今日は元気に歌で!」「寝る前は静かなお話を」など、シーンに合わせて使い分けできると◎。飽きずに続けられるよう、いくつかのジャンルを組み合わせて使うのがおすすめです。
ネイティブの発音かどうか
子どもは聞いた音をそのままマネするのが得意です。だからこそ、ネイティブスピーカーによる自然な発音やイントネーションが収録されたCDを選びましょう。正しい音に触れることで、将来の発音やリスニング力の土台になります。
童謡や読み聞かせ、チャンツなどがバランスよく組み合わされていて、子どもの年齢やレベルに合わせた内容になっているものが多く、初心者でも安心して始められます。
子どもの英語聞き流しにおすすめなCD7選
わが家で愛用していた聞き流し用CD
わが家で長年活躍していたのは、アルク社の「エンジェルコース(CD12枚セット)」※定価31,320円。歌や昔ばなしなどが収録されており、とても重宝していました。しかし、残念ながら現在は廃盤のようです。
そこで今回は、今手に入る人気&定評のあるCDをご紹介します!英語のかけ流しは、毎日少しずつでも積み重ねれば年単位のインプットになります。単品よりも、セットで揃えておくと続けやすく、コスパも良いのでおすすめです。
①0さいからの英語のシャワー
赤ちゃんの「耳育て」にぴったりの1枚!
マザーグースをはじめとした英語の童謡(ナーサリー・ソング)や、動物の鳴き声・日常の語りかけフレーズがぎゅっと詰まったCDです。
朝のあいさつから食事、お風呂、ねんねの時間まで、1日の流れに合わせて自然と英語が聞こえてくる構成になっているので、おうち英語デビューにもぴったり。英語の歌だけでなく、「おなかすいた?」「お外行こう!」など日常に使える声かけも豊富で、ママやパパもすぐにマネできます。
遊びながら体を動かせる歌には、簡単な遊び方ガイドもついているので、親子のふれあいタイムにも◎。赤ちゃんがごきげんになる音ばかりなので、聞き流しにも、英語への興味づけにもおすすめです。付属の和訳ブックレットつきで、英語が苦手なパパママでも安心して使えます。
②Wee Singシリーズ
英語圏の童謡ならコレ!親子でハマる「マザーグース」。
マザーグースとは、英語圏の子どもたちが昔から親しんできた童謡のこと。リズムがよくて、歌詞も短く覚えやすいので、初めての英語の歌にぴったり!
中でも「Wee Singシリーズ」は、収録数が多くて飽きにくく、なんといっても1枚1,000円前後というお手頃価格が魅力。歌+朗読+BGM入りバージョンなどが入っていて、シリーズごとにテーマが違うのでコレクションしたくなります。
「親子で英語の歌を楽しみたい」「かけ流しを気軽に始めてみたい」という方におすすめ。
③Songs and Chants
チャンツで覚える!リズムで身につく基本フレーズ。
「チャンツ」とはリズミカルな英語のかけ声のようなもので、英語のリズム感を育てるのにぴったり!英語特有の音や抑揚が、自然と身につきます。こちらはDVD+絵本+CDがセットになっているので、見る・聞く・触るの3つからアプローチできるため飽きにくく、何度でも繰り返し使えるのがポイント。
「色・天気・動物・あいさつ」など、日常でよく使う英語表現を、リズムに乗せて楽しく覚えられます。
④Super Simple Songs
「Super Simple Songs」は、英語がはじめての子どもでも楽しめるように作られた大人気の英語ソングシリーズ。
はっきりとした発音、ゆっくりめのテンポ、覚えやすいメロディーで、英語が自然と耳に入ってきます。歌に合わせてジェスチャーやダンスを楽しむことで、語彙や表現、リズム感が身につき、遊びながらしっかり学べるのが魅力。
たとえば「Knock Knock Hello」であいさつ、「Clean Up!」でお片づけ。朝の準備には元気な曲を、ララバイでお昼寝モードに切り替えたり…とBGMとして活用すれば、子どもの気持ちの切り替えにもぴったりです。
0歳から小学生まで幅広く対応している「Super Simple Songs」。まさに、英語育児を始めるご家庭にぴったりの定番アイテムです。
⑤Oxford Reading Tree
朗読CDは”ながら英語”にぴったり!
歌だけでなく、このうような「朗読CD」も用意しておきましょう。このセットは、イギリスの小学校でも使われている定番の英語教材。登場人物が面白くて、ストーリーも短く、繰り返し聞くうちに自然と英語のフレーズが耳に残る構成になっています。
少し値段は張りますが、30冊分の絵本+朗読CDが揃っていて、年齢を問わず長く使えるのでコスパは抜群!家でのかけ流しはもちろん、寝かしつけや車でのお出かけ時にも大活躍です。
⑥Baby English Labo

英語絵本とCDがセットで届く、親子で楽しめる定期サービス「Baby English Labo」。
開発したのは、55年以上の歴史を持つ子ども英語教室「Labo Party」。実績ある教材なので、初めての英語育児でも安心して取り組めます。
お届けするのは、世界中で愛されている名作絵本6冊に、それぞれにぴったりの音楽CD、そして子育てに役立つヒントが詰まったガイドブック。
教材は6ヵ月間、月1回のペースでお届け。一度にまとめて届かないので、無理なくマイペースに続けられます。また、提出物や宿題といったプレッシャーも一切なく、親子の時間を大切にしながら、自然と英語に触れられるのも魅力です。
CDプレイヤーがなくても、いつでもどこでも英語の時間が楽しめますよ♪
⑦ミライコイングリッシュ

毎日30分見るだけでOK!子どもが自分から英語を学びたくなる、そんな仕掛けがぎゅっと詰まった幼児向けDVD&CD教材「ミライコイングリッシュ」。
この教材は、NHK「基礎英語」でおなじみの田中敦英先生が、5年の歳月をかけて監修。すべてオールイングリッシュで構成されており、フォニックスやオリジナルソングやアニメなど、子どもが自然と楽しめる工夫が満載!声優陣には、NHKをはじめテレビでも活躍する実力派のメンバーを起用しており、まるでアニメを見るような感覚で英語の世界に引き込まれます。
「英語はやらせたいけど、自分では教えられない」「できるだけ無理なく、楽しく続けさせたい」そんなパパママの悩みを受けて、ミライコイングリッシュでは“見るだけ30分”というスタイルを採用。
実際に使ったご家庭からは、「90%の子どもが“もっと見たい”と答えた」という声も。英語を“勉強”ではなく、“楽しい時間”として取り入れたい方にぴったりの教材です。
子どもに英語の聞き流しをする上での注意点

子どもに英語を聞かせる「かけ流し」。ですが、ただ流すだけではもったいない!せっかく取り入れるなら、ちょっとした工夫をプラスするだけで、英語の吸収力がグンとUPしますよ。
- かけ流しは静かな環境で
英語の音をしっかりキャッチするには、聞く環境がとても大切。テレビや生活音が騒がしいと、英語がうまく届かないことも…。お昼寝前など、リラックスできる時間帯に、心地よい音量で流してみてください。 - 同じCDを何度も繰り返し聞く
同じフレーズや歌を何度も聞くことで、耳と脳にしっかり残ります。最初は意味がわからなくても、繰り返すうちに少しずつ「知ってる!分かる!」という感覚が育ってきます。 - 毎日コツコツがいちばんの近道
英語の力は、すぐに目に見えるものではありません。焦らず毎日の習慣にすることがポイント。1日10〜30分でもOK。お風呂上がりや寝る前など、親子の時間にさりげなく取り入れてみましょう。
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英語の聞き流しについて|よくある質問

ここでは「英語のかけ流しって、実際どうやるの?」「いつから始めればいいの?」など、子どもへの英語かけ流しでよくある疑問にお答えしていきます。
何才から始めればいいの?
英語のかけ流しは、早ければ早いほど効果を発揮します。
早い方は、妊娠中の「胎教」としてスタートする方も!まだ言葉を話せない赤ちゃんでも、耳はしっかりと働いていて、毎日英語を聞くことで、自然と音やリズムを吸収していきます。できるだけ早い時期から、日常の中に英語を取り入れていくことで、「聞く力」がぐんぐん育っていきますよ。
どんな時に聞かせるのがいいの?
おすすめは、日常の「ながら時間」を活用すること。
ごはんの前後、遊んでいるとき、着替え中、車に乗っているとき、お昼寝前など、生活の中で自然と耳に入るタイミングがベスト。
特別な気合いや準備は必要ありません。生活のBGMとして、さりげなく英語を流すのがポイントです。
1日何時間くらいが目安?
1日10分〜30分程度からスタートでOK!
長く流せば良いというわけではなく、大切なのは「毎日少しずつ続けること」。無理せず、親子がリラックスして楽しめる範囲で取り入れていきましょう。
音量はどれくらいがベスト?
やや小さめの音量が理想です。
テレビや他の音と重ならない静かな時間に、「耳を澄ませれば聞こえるな」くらいが目安。このような環境の音として耳に入るくらいが、英語を自然に吸収しやすくなります。
CDプレイヤーがありません…
最近は、スマホやタブレットで音源を再生できる教材も増えています。
ストリーミングやアプリ、ダウンロード音源などを使えば、CDプレイヤーがなくても大丈夫。Bluetoothスピーカーを使えば、家じゅうどこでも英語タイムにできますよ。
パソコンがある場合は、CDをパソコンに取り込んでスマホに移す方法も便利ですよ。
日本語と混乱してしまいませんか?
子どもの脳は、ちゃんと「日本語」と「英語」を区別できます。
むしろ、小さい頃から複数の言語にふれることで、「切り替える力=バイリンガル脳」が育ちやすくなると言われています。
実際、我が家の次女も0歳から英語にふれていますが、「これは英語、こっちは日本語」と、ちゃんと理解できていますよ。
英語のかけ流しは何歳まで効果がある?
一番効果が高いのは、“耳の黄金期”と呼ばれる0〜3歳まで。
4歳以降でもかけ流しは十分効果がありますが、だんだん「映像あり」など別のアプローチの方が有効になっていきます。子どもの年齢に合わせて適切な方法へステップアップしていきましょう。
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ここまで英語のかけ流し方法についてお伝えしてきました。
英語を聞くというのは、英語が話せるようになるなるための1番重要な土台づくりです。子どもの聞く力はすごいので大人とは全く違うスピード感でどんどん吸収していきます。
忙しい日々の中でも、CDや音声を上手に活用すれば、ママやパパが英語を話せなくてもまったく問題なし! 焦らず気長にコツコツ続けることが大切なので、BGMとしてかけるくらい気軽に実践してみてくださいね。
\今日から誰でもカンタンにできる!/
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