- 主語と述語の見つけ方がわからない!
- 文の中でどうやって使い分けるの?
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そこで本記事では、英語の文における主語と述語の見つけ方や役割について、わかりやすく解説。この内容を読めば、主語と述語の関係をしっかり理解し、正しい英文を作る力が身につきますので、ぜひ最後までお読みください。

英語における主語と述語の役割

主語と述語は、文を構成するベースとなり、正しい意味を伝えるためにはその役割を理解することが重要です。
文の意味を正確に捉え、効果的にコミュニケーションをとるために、それぞれの役割について見ていきましょう。
主語の役割
主語は文の主な要素であり、「誰が」「何が」を示します。
文法的に正しい文章を作るためには、主語が必要不可欠。たとえば、「犬が吠える」という文では、「犬」が主語であり、「犬が何をしているのか」を表しています。
このように、主語は動詞と組み合わさることで、文全体の意味を形作ります。つまり、伝わりやすい文章を作るためにも、主語は欠かせない要素となります。
述語の役割

述語は、主語が何をしているのか、またはどのような状態にあるのかを表す役割です。
動詞は述語の一部であり、文の意味を明確にする重要な要素です。たとえば、「太郎が走る」という文では、「走る」が述語として機能し、太郎の行動を表しています。
述語には動詞だけでなく、目的語や補語、場所や時間を示す言葉も含まれることがあります。これらは、出来事や状態をより具体的に伝えるための重要な部分です。
英文の主語を特定する方法

英文の主語を特定することは、文章の内容を正しく理解するためにとても大切です。
主語は文章全体の意味を決める役割を担っているため、英文を読む際には、まず主語を見つけることが最初のステップとなります。
動詞を手がかりに主語を探す

主語は多くの場合、動詞の前にあるため、動詞を見つけることで主語を特定できます。動詞を見つけ出し、その形や時制を分析することで、文中で何が起きているのかを理解しましょう。
▼ただし、以下のような例外も存在しますので注意が必要です。
疑問文 | |
主語は助動詞や疑問詞の後に位置する。 (例:What does she like? の場合、主語は “she”) | |
命令文 | |
主語である「you」が省略される。 (例:Open the door. の主語は省略された “you”) | |
不定詞や動名詞 | |
不定詞や動名詞に続く名詞が主語となる。 (例:To study English is important. の主語は “To study English”) |
▼他にも以下のポイントを意識すると、主語を見つけるのがさらに簡単になります。
- 複雑な文の場合
主節の動詞に注目し、それに対応する主語を探す。
例文:Although the weather is cold, she always wears a light jacket.
→ 天気が寒いにもかかわらず、彼女はいつも軽いジャケットを着ています。
主語は “she“で、主節の動詞は “wears” 。 - 受動態の文の場合
動詞によって、主語が動作を受ける側になる。
例文:The cake was baked by Sarah.
→ そのケーキはサラによって焼かれた。
主語 “The cake” は、動詞 “was baked” によって動作を受ける側です。 - 代名詞が主語の場合
動詞の近くにある代名詞が主語である可能性を考慮する。
例文:She left her keys on the table.
→ 彼女は鍵をテーブルに置いていった。
主語は “She” で、動詞 “left” の近くに代名詞があります。
つまり、主語の位置は文全体の理解においてとても重要です!
文脈で主語を特定する

主語を見つけるときは、文の前後のつながりや、先行詞、指示詞に注目しましょう。特に代名詞の場合、それが何を指しているのかを明確にすると、文の意味がわかりやすくなります。
また、文章の意図や目的を考えることで、主語を見つけるヒントになります。複数の文にわたる情報を関連付けることで、文章全体の意味を正確に理解しやすくなります。
例えば、次の文を見てみましょう。
Sarah forgot her umbrella, so she had to borrow one from a friend.
→サラは傘を忘れたので、友達に1本借りなければなりませんでした。
この例では、「so」で新しい節が始まり、主語「she」が「Sarah」を指していることがわかります。こうしたつながりを意識すると、文の意味をより簡単に理解できます。
英語における主語の種類

▼英語の主語には以下の種類があります。
- 個人名、場所、物など具体的な単数名詞
- 同じカテゴリーの複数を表す複数名詞
- I、you、he といった人称代名詞
- this、that などの指示代名詞
- 「Reading books」などの動名詞
- 「a big dog」といった単純な名詞句
- 「本を読むのが好き」などの複雑な名詞節
- somebody,anyoneなどの不定代名詞
- 数量を表す代名詞
(all,both,many,few,severalなど) - 形容詞や過去分詞で修飾された名詞
(broken windowなど) - 所有格を含む名詞句
(my book, the company’s policyなど)
主語を理解し、正しく使い分けることで、自然で正確な英語表現が可能になります。
では、上記の主語が文中でどのように機能するかを見ていきましょう。
単数と複数の主語
英文を作る際は、主語が単数か複数かを見分けることがとても大切です。
まず、主語には「単数主語」と「複数主語」の2タイプがあることを覚えておいてください。
- 単数主語
- 1つの人物や物体、または考えを表し、動詞も単数形を用います。
例)The cat is sleeping.という文では「cat」が単数主語で「is」が単数形の動詞 - 複数主語
- 2つ以上のものを表し、動詞も複数形になります。
例)The cats are sleeping.では、「cats」が複数主語で「are」が複数形の動詞
しかし、英語にはfamily,teamなどの集合名詞と呼ばれる単語があります。集合名詞は基本「単数」と見なされますが、グループ内のメンバーを強調する場合には「複数形」の動詞を使うこともあるので注意しましょう。
関連記事:なぜ英語の複数形って必要なの?単数形・複数形のルールを分かりやすく徹底解説
人称代名詞と指示代名詞

人称代名詞と指示代名詞は、内容を分かりやすくし、スムーズに読むために使います。
- 人称代名詞
- 話し手、聞き手、またはその他の人物や物を示す代名詞。主格、目的格、所有格などがあり、よく文の主語として使われます。
例:I, you, he, she, it, we, they - 指示代名詞
- 物や人を指し示す代名詞で、近くにあるもの (this, these)、遠くにあるもの (that, those) を表します。この言葉を使うと文を短くできます。
例:this, that, these, those
名詞句と名詞節
英文では、この名詞句や名詞節が主語としてよく使われます。
- 名詞句
- 2つ以上の単語がまとまって1つの名詞のように使われる表現です。
例えば、“The sound of the waves(波の音)” 全体が名詞句となり、主語として使われます。 - 名詞節
- 主語と述語を含む単語の集まりで、文の中で独立した部分を指します。
例えば、“What she said(彼女が言ったことは)“という名詞節は、主語として使われることがあります。
このように、名詞句や名詞節を使うことで、文章により詳しい情報を盛り込むことができます。
英語の主語の変則的なケース

英語の主語には、変則的なケースがあるため注意しましょう。
一般的な文では、主語をはっきり示しますが、ときに省略されていたり隠れていたりすることもあります。
省略された主語
英文を作るときは主語が必要ですが、場合によって主語が省略されることがあります。
▼省略される主語にはいくつかのパターンがあります。
- 文頭の指示語による省略
例:Here is~. / There are~. - 質問文での省略
例:Is there? - 命令文での主語「you」の省略
例:Come here. - 不定詞構文における主語の省略
例:To make a cake,(you) need eggs. - 独立分詞構文での省略
例:Considering the evidence, (we)can conclude… - 省略された主語を持つ受動態の文
例:It is said that~. →Said that~. - 報告文の間接話法での主語の省略
例:She says (that) she is tired.
さまざまなパターンがあるので複雑ですが、多くの文に触れていくことで主語を適切に読み取れるようになりますので安心してください。
複文での主語

複文は、「独立節(主節)」と「従属節(副節)」から成り立ちます。独立節はそれだけで完全な文となり、従属節はそれだけでは伝わりにくく独立節を補助している役目と理解しましょう。
従属節は、よく関係代名詞(which,whoなど)や、接続詞(because,Ifなど)によって独立節に結びつけられます。複文では、独立節と従属節が異なる主語を持つことに注意してください。
たとえば、独立節「私は映画を見に行った」と従属節「友達が待っていたから」があったとします。全体としての複文では、「友達が待っていたから、私は映画を見に行った」となり、2つの異なる主語(私と友達)が登場します。
複文での主語の役割をまとめると、以下の3つのポイントがあります。
- 行動や話題を明確化
- 異なる節における主語の使用は、誰が何をしているのか、誰について話しているのかを明確にする。
- 情報量の充実
- 複数の主語を使うことで、より詳細で複雑な情報を表現できる。
- 文の流れに一貫性を出す
- 適切に配置された主語が、情報の流れをスムーズにし、文全体の一貫性を保つ。
命令文の隠れた主語
命令文では、文の始めに主語を置かないのが一般的です。たとえば、「Sit down.」という命令文があった場合、ほとんどが「(You) Sit down.」と解釈されます。
命令文は話し手が聞き手に何かをするように求めている文であり、聞き手が隠れた主語となるのが一般的です。
場合によっては、文脈から主語が異なると解釈されることもあります。たとえば、グループで活動しているときに「Let’s go.」という命令文が使われると「us」が隠れた主語です。グループの場合は、話し手自身も含めた全員で行動を起こすことが示されます。
命令文は、誰に向けられているのか、どのような状況で使われているのかを考えることが大切です。
英語の述語とは

述語は、主語が「何をしているのか」または「どのような状態にあるのか」を示す部分です。述語は主に動詞を中心に構成され、文全体の意味を成立させる役割を果たします。
述語の構成要素
述語は動詞を中心に構成されますが、以下の要素も含まれます。
▼赤字が述語の部分です
- 補語
- 主語や動詞を補足して文の意味を完全なものにします。
例: He became a teacher.
(彼は教師になった)
→ “a teacher” が補語で、主語「He」を説明します。 - 直接目的語
- 動作の対象となる人やものを示す名詞または代名詞。
例: She wrote a letter.
(彼女は手紙を書いた)
→ “a letter” が直接目的語で、書く対象を示します。 - 間接目的語
- 動作の受益者を示す名詞または代名詞。
例: She wrote her mom a letter.
(彼女はお母さんに手紙を書いた)
→ “her mom” が間接目的語で、受益者を示します。 - 修飾語
- 動詞や目的語、補語などを詳しく説明するための副詞や前置詞句。
例: They are walking quickly.
(彼らは速く歩いている)
→ “quickly” が修飾語で、動詞 “are walking” を詳しく説明します。
「彼女はお母さんに手紙を書いた」という文では、「書いた」が動詞で述語の中心となっています。「手紙」は直接目的語で、彼女が書く対象を示し、「お母さん」は間接目的語で、手紙の受取人となります。
このように、述語は文を成り立たせる上で欠かせない要素となります。さまざまな表現方法を学んで表現の幅広げていきましょう♪
関連記事:英語の副詞を使って表現力アップ!種類や活用法をわかりやすく徹底解説します
述語の種類
述語は、動詞で構成されることが多いと説明しましたが、動詞とその他の語句を組み合わせて構成されることもあります。
▼赤字が述語の部分です
- 単純動詞(簡単な動詞)
- 基本的な動作や状態を表す動詞です。
例:He runs.(彼は走る)
「走る」は単純動詞で、主語「彼」が行う動作を直接示しています。 - 複合動詞
- 基本的な動詞に時制や受動態、可能性などの要素を加えたものです。
例:She can speak English.
(彼女は英語を話すことができる)
「話すことができる」が複合動詞で、可能性を表しています。 - 完了形の動詞
- 過去のある時点での動作や状態の完了を示します。
例:He has finished his homework.
(彼は宿題を終えている)
「終えている」は現在完了形で、過去の行動が現在まで影響を持ちます。 - 連動構造
- 主動詞と補助動詞を組み合わせて、動詞の意味や時制を変化させます。
例:He started swimming.
(彼は泳ぎ始めた)
「泳ぎ始めた」は、補助動詞「始めた」と主動詞「泳ぐ」の組み合わせです。 - 受動態の構造
- 行為の受け手が文の主語となります。
例:A letter was written by her.
(手紙が彼女によって書かれた)
「書かれた」は受動態で、行為の実行者は「彼女」です。 - 動詞句述語
- 動詞に前置詞や副詞を組み合わせたものです。
例:He leaves the room.
(彼は部屋から出る)
「部屋から出る」は動詞「出る」と前置詞「から」の組み合わせで、動詞句を形成しています。 - 名詞句述語
- 動詞の代わりに名詞句が述語の役割を果たします。
例:His job is a teacher.
(彼の仕事は教師だ)
「教師だ」は名詞句述語で、彼の仕事を説明しています。 - 形容詞句述語
- 形容詞が述語として機能します。
例:That flower is beautiful.
(その花は美しい)
「美しい」は形容詞句述語で、花の状態を表しています。 - 節としての述語
- that節(”that”は省略されることあり)やwh節(When/Where/What/Why/Who/Howなど)など、従属節全体が述語の役割を果たします。
例:I think he’s right.
(私は彼が正しいと思う)
「彼が正しいと思う」はthat節で、全体が述語の役割を果たしています。
さまざまな述語の種類を理解し、それぞれの使い方をマスターすることで、より多様な表現ができるようになりますので、少しずつ習得していきましょう。
主語・述語はルールを覚えれば難しくない!

英語の主語と述語について以下のことを説明してきました。
- 英語の主語は誰が行動しているかを示す。
- 英語の述語は行動や状態を示す。
- 主語は通常、文の最初に位置しているが、文脈や動詞を手がかりにして見つけられることもある。
- 主語には単数や複数があり、人称代名詞や指示代名詞、名詞句、節などの種類がある。
- 主語は省略されるパターンがあり、複文では複数の主語が存在することもある。
- 命令文では「you」が隠れた主語となることが多い。
- 述語は動詞単独、または補語や目的語を含む構成要素があり、行動や状態を示す。
- 述語には単純述語と複合述語の種類がある。
英文を正確に理解し、主語と述語を使い分けられると、効果的にコミュニケーションを取ることができます。文の構造を正しく捉え、自然で流暢な英語表現の基礎を身に付けていきましょう!
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