- 英検を受験したいが、難易度がどれくらいか知りたい
- どの級を受験すればいいか知りたい
- 英検と他の英語試験、どちらが難しいの?
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英検には1〜5級まであります。
1級は最難関で、5級は小学生で習う英語力があれば合格できるレベルです。
本記事では、英検各級の難易度や各英語試験の難易度を比較しています。この記事を読むことで、あなたに合った英検級を選べるようになりますよ。
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英検の難易度と難易度を左右する要因
英検の全体的な難易度と難易度を左右する要因について解説します。本章を読めば、何級を受験すべきか判断できます。
英検の全体的な難易度
英検とは、小学生から大人まで幅広い層が受験する英語能力試験です。級は1〜5級があり、全部で7つあります。
1級は最難関で5級が易しいレベルです。級が上がると求められる英語力が高くなります。5級は小学校で習う基本的な英語力、1級は大学卒業レベルの英語スキルが必要です。試験内容は以下のとおりです。
- リスニング
- 読解・文法
- 論文作成
- インタビュー形式のスピーキングテスト
上級になると、実践的なコミュニケーション能力も問われます。
各級の難易度と合格率は異なり、1級の合格率が最も低い傾向です。英検1級はTOEICだと850点以上、TOEFL iBTでは95点以上に該当します。英検の各級で求められる英語力を理解して、自身に合った級を選択しましょう。
英検の難易度を左右する要因
英検の難易度は、受験者の英語スキルによって左右されます。以下の要素が含まれていれば、英検受験に有利です。
- 英語学習の経験・年数
- 英語の使用頻度
- 語彙力の豊富さ
- 英文法の理解度
筆記、リスニング、スピーキングについても、受験者ごとに得手・不得手があるので、難易度の捉え方が異なります。
英語力が高くても、試験形式に慣れていなければ高得点を取るのは難しいといえます。受験前に英検で出題される問題の種類と試験形式を確認しましょう。過去問に取り組み、言語学習へのモチベーションや明確な目標を持つことで、英検合格を実現できます。
英検各級の難易度
英検の級には1級〜5級が用意されています。難易度は小学生〜大学院レベルまでとさまざまです。各級の難易度は、基本的な単語・文法・コミュニケーション能力と、学習者の成長に合わせて設定されています。
» 英検は何級から始める?キャリア形成に役立つ選び方を解説!
英検5級
英検5級は、英検の中でも初級レベルの試験です。日常生活で使われる基本的な英語の単語や表現の理解が求められます。試験は筆記とリスニングで構成され、簡単な文章の読解や基礎的な聞き取り能力が測定されます。
英検5級に合格するには、日常会話レベルの英語力が必要です。英単語数は約400語程度出題されます。受験者は英語初学者や小学生で、合格率は他の級に比べて高い傾向にあります。英検5級の取得を目指す場合、英語学習の習慣を身に付けることが重要です。
» 小学生で英検合格を目指す!勉強方法と親ができるサポート
» 英検5級の合格率や基準、試験内容を解説!
英検4級
英検4級は、英語学習の初めの一歩として最適な試験です。日常生活で使われる基礎的な英語表現の理解を測れるため、小学校高学年から中学生程度の英語知識があれば挑戦できます。筆記試験では単語・熟語や文法、長文理解の問題が出題されます。リスニング試験では短い会話の聞き取りが求められますが、スピーキングはありません。
合格するためには、英語の基本的な単語や文法の理解が不可欠です。試験範囲は、中学校の教科書で学ぶ内容がほとんどです。高度な英語力は必要ありません。英語学習を継続し、基本的な英語表現をマスターすれば合格できる可能性がアップします。
英検4級の受験は英語力を伸ばしたい方におすすめです。どのくらい英語スキルがあるか判断できるからです。上級を目指すための良いスタートラインとなります。
英検3級
英検3級は、中学卒業程度の英語力が問われる試験です。日常生活で使われる基本的な単語や表現の理解が必要です。英語を学んだばかりの方でも挑戦しやすいレベルといえます。
筆記試験では英文読解・文法・語彙に関する問題が出題されます。リスニング試験では日常会話を聞き取る能力が必須です。
英検3級の合格にはスピーキングの練習も欠かせません。簡単な会話が理解でき、自分の意見を簡潔に伝えられることが求められるためです。英検3級を取得すれば、基本的な英会話ができると認められます。英語学習に対する自信につながります。
英検準2級
英検準2級は、中学校卒業レベルの英語力を測る試験です。合格すれば基本的な日常英会話が可能と認められます。試験ではリーディング・リスニング・ライティング能力が問われます。筆記だけでなく面接試験も実施されるため、対策しましょう。
試験時間は筆記60分でリスニング約25分、スピーキングが約3~5分です。合格基準は筆記で63%以上、面接では70%以上を目指す必要があります。
英検準2級のスコア換算
- TOEIC:約470〜730点
- TOEFL ITP:約433〜477点
- IELTS:約4.0〜5.5
英検準2級の英語能力の指標としての位置付けが明らかになります。英検準2級に合格するには、独学・英語塾・オンラインレッスンなどを活用することが大切です。単語や熟語を暗記し、文法知識の強化も欠かせません。
英検2級
英検2級は、中級者向けの英語資格試験です。日常英会話や基本的なビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測るものと位置づけられています。
合格するには、中学卒業レベルから高校中級程度の英語力が必要です。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)では、C1レベルに相当します。
試験はリーディング、リスニング、ライティングの筆記試験と、スピーキングテストに分かれています。スピーキング能力も評価対象です。
試験時間は筆記試験が約2時間、スピーキングテストが約8分です。試験は年に3回(1月、6月、10月)実施されます。合格率は年によって異なりますが、30%前後であることが一般的です。
合格すると、多くの大学で入学時の成績評価や単位認定に利用できます。英検2級を目指す方は、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく伸ばすことが重要です。
英検準1級
英検準1級は、高度な実用英語力を測るための試験です。試験に合格すると、日常生活やビジネスの場面で英語を効果的に使える能力があると認められます。
国際基準では、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)でC1に相当するレベルです。一定の流暢さと正確さを持って英語を使用できることを示します。
試験構成は筆記・リスニング・スピーキングです。筆記試験では、長文読解を含むリーディング力が問われるほか、広い範囲の文法知識と豊富な語彙が必要です。正確かつ論理的な文章を書くスキルもライティング試験で評価されます。
リスニング試験では、さまざまな英語圏のアクセントに対応できる聞き取り能力が求められます。スピーキング試験では、スムーズな自己表現と論理的な話し方が重要です。各セクションでバランスよく高いスコアを取ることで、英検準1級に合格できます。
英検準1級を取得すると、大学の入学試験で英語の試験が免除されたり、単位として認められたりします。受験生や学生にとって魅力的なメリットで、英語の学習意欲を高められます。試験は年に3回実施されます。
英検1級
英検1級は、日本で最も権威ある英語能力試験の一つです。英語を母国語としない人々の英語運用能力を測るためのもので、ネイティブレベルの英語力を求められます。
読解・語彙・文法・作文・リスニング・スピーキングとすべての分野で高度な能力が要求されます。面接形式のスピーキングテストが含まれるのも、英検1級の特徴です。
英検1級に合格するためには、広範な知識と深い理解、流暢な表現が必要です。他の英語試験と比較して、実際の英語使用能力を評価する点で高く評価されます。
英検1級を習得すると、英語教員や翻訳・通訳などの専門職の資格としても認められます。高度な英語運用能力の証として役立つため、受験者の英語力の証明が可能です。
英検の試験形式と難易度
英検の試験形式と難易度は受験する級によって異なります。必要な英語スキルは級ごとも違うため、受験前に確認してください。
英検の試験形式と難易度
英検の試験形式は、筆記、リスニング、スピーキング試験に分かれます。準2級以上で実施されるスピーキング試験は、実際の会話能力が評価されます。
それぞれの試験で求められる力は異なり、試験対策にはセクションごとの勉強が必要です。各級には特有の特徴があり、級が上がるにつれて、語彙や文法の難易度も高まります。
英検の難易度は試験形式ごとに異なり、受験する級によっても変わります。受験を考えている方は、それぞれの試験内容を十分に理解し、徹底的に準備しましょう。
» 【レベル別】英検の効果的な勉強法を紹介!
筆記試験
筆記試験は読解力・語彙力・文法知識を総合的に測るテストです。試験では、選択問題や空所補充問題、英作文が出題されます。問題は各級で異なり、難易度と範囲が調整されています。
時間制限内で効率良く問題を解く能力も重要です。特に英作文では、指定されたテーマに沿って規定の字数で意見をまとめる力が評価されます。試験を受けることで、実践的な英語能力が身に付くことが期待できます。
リスニング試験
リスニング試験は、全級共通で実施されます。日常会話・アナウンスメント・短い話など、さまざまな形式の英語聞き取りが求められます。級が上がるほど話の内容や語彙が難解になり、話速も速くなる傾向です。
試験時間は級によって異なり、20〜40分程度を要します。リスニング力を向上させるためには、練習問題や過去問を解くことが大切です。インターネット上で多数の練習問題が公開されているので、実戦に近い形で練習できます。
準2級以上を目指す場合、さまざまな英語のアクセントや発音に慣れる必要があります。リスニング試験の成績は全体の得点に影響するので、日頃から英語に親しむ習慣を身に付けましょう。
継続的なリスニング練習と多様な音源への触れ合いは、英検のスコアアップにつながります。テレビやラジオの英語放送・ポッドキャスト・映画や音楽など、多彩なメディアを利用して耳を鍛えましょう。
» 英検のリスニング試験の対策法を紹介!
スピーキング試験
スピーキング試験は、英語のコミュニケーション能力を測る試験です。試験は対面かオンラインで実施され、受験者はさまざまな形式で英語を話す能力が求められます。試験内容は級によって異なり、級が上がるにつれて話す内容の複雑性が増します。
評価基準は以下のとおりです。
- 発音の正確さや流暢さ
- 語彙の豊富さ
- 文法の正しさ
- 話の内容が適切か
試験形式は個人かペア実施で、質問に答えたり意見を述べたりする必要があります。特に準1級・1級試験では、プレゼンテーションやグループディスカッションが求められることもあります。
準備時間が設けられる場合と即興で話すスキルを要求される場合があり、柔軟なコミュニケーション能力が必要です。スピーキング試験では、英語を使って思考し、情報を整理し、自分の考えを明確に伝える総合的な能力が問われます。
» 英検のスピーキングの基本と効果的な練習方法を解説!
各英語試験の概要と難易度比較
本章では、英検以外の試験(TOEIC、TOEFL、IELTS)の概要・用途・難易度を比較しました。試験ごとにどのような特徴があるかも解説しています。
各英語試験の概要と用途
英検以外にもTOEIC・TOEFL・IELTSと、さまざまな英語能力試験があります。英検は日本での進学・就職活動に有効です。TOEICはビジネス英語スキルの証明に最適です。TOEFLとIELTSは海外大学への進学に欠かせません。
各試験の概要
- 英検:日本で広く認知され、4つの技能(読む、書く、聞く、話す)を総合的に測定
- TOEIC:ビジネス英語に特化し、リスニングとリーディングを測定
- TOEFL:アメリカの大学入学を目指す学生向けで4つの技能(読む、書く、聞く、話す)を評価
- IELTS:英語圏を始め幅広い国で実施しており、国際的なコミュニケーション能力を測定
各試験は、用途や評価されるスキルセットによって使われる場面が異なります。
英検と他試験のスコアは比較されることもありますが、あくまでも目安です。試験内容やフォーマットが異なるので、直接的に比較はできません。受験する目的や特徴を把握し、自分の目標に合ったものを選ぶことが大切です。
» 英検のレベルと勉強法、他の試験との関係を紹介
英検の難易度比較
英検の難易度を把握する方法として、他の英語試験との比較がわかりやすいです。英検は初級から上級まで幅広いレベルをカバーしており、各級のステップには具体的な目標が設定されています。
TOEIC、TOEFL、CEFR、IELTSのスコアを参考にすると、自分の英語力がどの英検レベルに該当するかがわかります。
英検の級 | TOEIC | TOEFL(IBT) | CEFR | IELTS |
英検5級 | 250点 | – | A1レベル | – |
英検4級 | 310点 | – | A2レベル | – |
英検3級 | 405点 | 0〜40 | B1レベル | 1.0~5.0 |
英検準2級 | 470点 | – | B2レベル | – |
英検2級 | 785点 | 50〜60 | C1レベル | 5.0〜5.5 |
英検準1級 | 820点 | 70〜89 | C1レベル | 6.0〜6.5 |
英検1級 | 945点 | 90〜99 | C2レベル | 6.5〜7.5 |
各試験と比較すれば、英語学習の目標を設定するのに役立ちます。
まとめ
英検は初級から上級までを取り扱う英語試験です。試験は筆記・リスニング・スピーキングで構成されています。それぞれ異なるスキルが問われるため、バランスの取れた学習が欠かせません。英語使用国の文化や生活習慣に関する知識も問われます。
難易度を判断するには、TOEIC、TOEFL、IELTSとの比較も役立ちます。英検に合格するには、自身のレベルに合った級を受験することが大切です。英検を申し込む前に確認しておきましょう。
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